飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「2016年ライトノベルで活躍した&2017年注目のイラストレーター総括」

毎年毎年言ってますが、本当に一年が早く感じて怖いわ。
寿命とか一瞬で尽きるレベルですよ。
はい……それではご挨拶を。

新年あけましておめでとうございます!

大してラノベを読んでもいないのに今年もやりますこの企画。
だって素敵なイラストが大好きだから。もっとみんなに知っていただきたいから!(目キラキラ)
ラノベはあまり読めなかったけどラノベのイラスト表紙は見ていました。
そうしているとやはり思うわけです。
「おっ。今年はこのイラストレーターをよく見るぞ。良いイラスト書くからねえ。そりゃあ仕事も増えますわ。げへへ」
最後の方がなんかゲスっぽくなった。

毎年魅力的なイラストレーターさんを紹介していまして、初めてこの企画に触れる方は下記の過去記事を見ていただければ、
「おい! なんであのイラストレーターがいねえんだよっ!?」という事故がなくなります。

teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com
teriaf1.hatenablog.com

それでは始めます!
※語彙力がないのでイラストレーターさんへのコメントの大半は「かわいい!」「もっと売れろ!」で構成されています。予めご了承ください。(言い訳)

紅緒

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担当作品:『勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。』『友人キャラは大変ですか?』『レベル1落第英雄の異世界攻略』
勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。 (ファミ通文庫)
友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)
レベル1落第英雄の異世界攻略 (電撃文庫)
まず一発目はこの方。紅緒神です。イラストレーターさんはほとんど神様ですが。
かわいいこの色使いが僕の好みドストライクなのでもっと売れるべき。

檜坂はざら

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担当作品:『テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易』『アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する』『俺の転移した異世界がクソゲー年間大賞 ~マジックアイテムでも物理で殴ればいい~ 』
テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度 (ファンタジア文庫)
アキバ戦記 異能力を封印した俺が、2.5次元の姫を護衛する (角川スニーカー文庫)
俺の転移した異世界がクソゲー年間大賞 ~マジックアイテムでも物理で殴ればいい~ (MF文庫J)
今年イラストを良く見るようになりました。
色んなレーベルからポンポンとテンポ良く発売されてたのが印象的。女の子がほんとかわいい。

フライ

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担当作品:『弱キャラ友崎くん』『いつかの空、君との魔法』『いもーとらいふ』
弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)
いつかの空、君との魔法 (角川スニーカー文庫)
いもーとらいふ (上) (電撃文庫)
フライさんのイラスト素敵です。
もうイラストを見ているだけで切なくなってくるような。青春モノや女の子同士の表紙が魅力的です。

ゆらん

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担当作品:『イグニッション・ブラッド』『グレイトフル・バッド』『黒ギャルが異世界に転生してダークエルフと勘違いされました』
イグニッション・ブラッド 暁の英雄 (ファンタジア文庫)
グレイトフル・バッド 闇に堕ちた英雄 (角川スニーカー文庫)
黒ギャルが異世界に転生してダークエルフと勘違いされました ~モンスターもマナもマブって実は最強~ (講談社ラノベ文庫)
前回の記事では「注目枠」でご紹介させていただきました。いやあ売れました。嬉しい嬉しい。もっと売れろ!

U35

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担当作品:『おにぎりスタッバー 』『漂流王国』『都市伝説系彼女。』
おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)
漂流王国 難民勇者と目指すトップアイドル (角川スニーカー文庫)
都市伝説系彼女。~永遠子さん救済倶楽部~ (ダッシュエックス文庫)
調べていると幅広く様々なレーベルで活躍しているイラストレーターさんなんだなあ、と。何でも描けるのは凄い。個人的には青春モノが最も映えるイラストだと感じました。

卵の黄身

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担当作品:『我が驍勇にふるえよ天地~アレクシス帝国興隆記~』『自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム』『魔王殺しの竜騎士』
我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~ (GA文庫)
自重しない元勇者の強くて楽しいニューゲーム (ダッシュエックス文庫)
魔王殺しの竜騎士1 (HJ NOVELS)
『アレクシス帝国興隆記』大好きです。
既に原作ラノベがアニメ化した経験のあるイラストレーターさんではありますが、前述作品で描いているファンタジー世界観が素晴らしすぎて取り上げさせていただきました。

Mika Pikazo

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担当作品:『ライブダンジョン!』『最強呪族転生~チート魔術師のスローライフ』
ライブダンジョン! 支援回復のススメ (カドカワBOOKS)
最強呪族転生 ~チート魔術師のスローライフ~ 1.マーレン族の集落 (アース・スターノベル)
僕のTwitterをフォローしていただいている方はお気づきでしょう。管理人がいま最も推しているイラストレーター・MikaPikaZo(ミカピカゾ)さんですよ。
これまで担当している作品がラノベなのか否かは定義論になりますが、2017年からラノベイラスト本格参戦ということで期待しています。

はねこと

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担当作品:『その10文字を、僕は忘れない』『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』
その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)
黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (ファミ通文庫)
はねことさんの描く女の子を見ていると胸に込み上げてくるものが。かわゆい。女の子×女の子のイラストも良いと思います。(要望)

ハル犬

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担当作品:『私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。』『オーバーカマー!!』
私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。 (ダッシュエックス文庫)
オーバーカマー!! 馬鹿とチートは紙一重 (角川スニーカー文庫)
ハル犬さんのイラストかわいい。僕もこんなかわいい女の子に泣きながら見上げられたい。(変態)。そしてもっと売れて欲しい。

あずーる

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担当作品:『魔女の旅々 』『奴隷姫と過ごす日々』
魔女の旅々 (GAノベル)
奴隷姫と過ごす日々 ~蒼の姫と召喚英雄~ (講談社ラノベ文庫)
あずーるさん、もっとイラスト担当しているラノベあると思っていたのだけど。ならばやはりこの言葉しかない。もっと売れろ。ファンタジーな世界観にフィットする絵柄ですよねえ。

以上が紹介したいイラストレーターさん、ですが…………。

それでは最後にラノベ&イラスト繋がりということでダイレクトマーケティングをば。
管理人が大変お世話になっている、いわさきたかし先生がコミカライズを担当しています電撃文庫『ゼロから始める魔法の書』のアニメが2017年4月より放送開始となります。たかし凄い!
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ゼロから始める魔法の書 (1) (電撃コミックスNEXT)
ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)
僕は観ますので皆さんも見てください。オナシャス!!

「楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち」感想

楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち (ファミ通文庫)

〈あらすじ〉
「僕は、王妃を探しに行くよ」降りしきる雪の中、置き手紙だけを残して、ひとり城を出て行ったカテリナ王妃。彼女を連れ戻す決意を固めたルドヴィークは、彼の無事を祈る五人の寵姫たちと、しばしの別れを告げる。しかし、必死で探し回るうちに激しくなった雪で視界が阻まれ、足を滑らせてしまい……。『七番目だけは、永遠に手に入らない』――青い髪の少女が告げた言葉の本当の意味を理解したその時、ルドヴィークが選ぶ答えとは……!? シリーズ、完結。

予想通りの駆け足での完結になりました。これは悲しいなあ。でも仕方がないのかな。しかしもっとゆっくり書ければとっても良い大団円として喜べたと思う。結末そのものは納得いくものだったので良かったかと。

ツイッターを見ていると色々と心配になりますが、まずは身体を労って頂きたいです。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11」感想

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 (GA文庫)

〈あらすじ〉
少年(リトル・ルーキー)の名声は地に堕ちた──。
竜の少女(ウィーネ)を救った代償として人々からの信用を失ったベル。 悪意と失意の狭間で少年は傷付き、苦悩する。だが、
「迷わないで。貴方の側には失われないものがちゃんと残っています」
出会いの絆に支えられ、決意を新たにした少年は仲間とともに立ち上がる。 再び戦場へと変わる迷宮街で決行される『異端児(ゼノス)』帰還作戦。 その前に立ちはだかるは都市最強(ロキ・ファミリア)。 賢者の知恵、勇者の策、神々の思惑、そして黒き獣が咆哮を上げる時、少年の心は回帰する。
「僕……強くなりたいです」
これは、少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

後味の悪い前回から引き続き、今回も『異端児』たちとベルくんの想いの物語です。読者としてはだいぶモヤモヤさせられたので、今回は綺麗にかつ気持ち良く終わってくれると嬉しいなあ、と思っていたのでホッとしてる。

『異端児』をダンジョンに戻す上で『ロキ・ファミリア』の強さは知っているので手強さは感じたけど、恐ろしさはやはりヘルメスのあの言動だな。寧ろ、ああまでヘルメスを、そしてフレイヤを惹きつけるベルくんが恐ろしいまであるわ。ヘスティア様はベルくんを留めておけるのか、と思うレベル。いや、さらに言えばヘスティア様がスゴイまであるのか。

ベルくんの名誉回復の方法について「そうきたか」とは思ったものの、またモヤモヤしてしまうぞ。なのでアステリオス戦に雪崩れ込んだ展開はもう熱すぎるわい。燃え上がるわ。この死闘はさらなる成長を促す。ベルくんはもっと自分に正直に、我儘になっていいと思うぞ。

アイズとの関係もまた新たなステップに至った、のかな。しかし女性関係が複雑すぎてもう何がなんだか……(苦笑い)

「魔軍襲来: アルスラーン戦記11」感想

魔軍襲来: アルスラーン戦記11 (光文社文庫)

〈あらすじ〉
王都エクバターナの街で、アルスラーンとエラムが魔物に襲われる。蛇王ザッハークの魔の手は確実に忍び寄っていた。一方、ミスル国で玉座を狙い雌伏するヒルメスは、美しき孔雀姫・フィトナと運命的に出会う。彼女の腕には謎の銀の腕環が……。そして魔の山デマヴァントに閉じこめられたクバードたちの運命は!? パルスの新たな歴史が動きだすシリーズ第十一弾!

驚いた。まさかギスカールとボダンの因縁がこんなにもあっさり幕引きとなるとは。いや、ボダンがほんと嫌いなキャラクターだったし、存在すると不幸しかバラ撒かないから退場してくれた方が良いのだけど……さようなら、ボダン。

バラフーダさんにも驚きではある。こんなに良いキャラクターに成長するとは思わなかった。エステルたちと一緒にアルスラーン勢と合流して欲しい。アルスラーンとエステルの関係もみたい。

魔の物がぞろぞろ出てきたり、ヒルメスが勢力を伸ばしたり。じわじわとアルスラーンに対する包囲網が狭まってきている様子が、こう、恐ろしい感じがする。

「終末のハーレム 1」感想

終末のハーレム 1 (ジャンプコミックス)

〈あらすじ〉
時は2040年。難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すためコールドスリープする。そして5年後──。目覚めた怜人を待っていたのは99.9%の男が死滅し50億人の女性が生きる世界だった…! 近未来エロティックサスペンス開幕!

WEB連載の更新を楽しみにしているマンガです。(ニッコリ)
マンガにしても、アニメにしても追いかけ続けるのが苦手な質ですが、この作品は別。
打ち切られるのが恐ろしくなるので本当に頑張って頂きたいと思うレベルです。

難病に冒された怜人が治療法が見つかるまでコールドスリープ……時が経ち、完治して目覚めるとそこは女性しか生存の許されない世界だった。難病の副作用(?)によって生き残った怜人は、女性を孕ませてどんどん子供を作るように仕向けられるのだけど、彼には想い人がいてそう簡単に他の女性と関わることができない。そんな彼の意思を裏切るようにさまざまな思惑が錯綜する。

まずこの設定が好き……ちょっと待って欲しい。別にこういう設定の人生を送りたい訳じゃないんだから。か、勘違いしないでよね///

まあエロさも良いのだけど、最終的に怜人がどうなるのか。どうやって男をこの世界に存続させるのかが気になるのよね。世界から男を排除した病気の駆逐が人類を救う道なんだろうけど。途方もなさそう。その前に打ち切られないか心配になる。そういったドキドキもあって更新が待ち遠しいのよ。また主人公以外にも男がいて、そっちはそっちで楽しんでたりしてるのも生き方が出て面白い。嗚呼次回更新が楽しみだなあ。

「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXI」感想

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXI (電撃文庫)

〈あらすじ〉
イクタの推挙によって、三等文官として国政に携わることになる少女ヴァッキェ。アナライ博士の弟子で、イクタの妹弟子でもある彼女は、とても子供っぽく、見た目は愛らしいのだが、たしかに尋常な人材ではなかった。厳粛な空気が流れる国政の場では、誰もが畏れる女帝が相手であっても理路整然と反論を声高に唱えて周囲を凍りつかせ、日常生活の中では、シャミーユが一人静かに食事をしている場に乗り込んでいって「一緒に楽しく食べよう」と女帝の顔をひきつらせる……。その無邪気さと人懐っこさと狂気を発揮する彼女は“劇薬”として、硬直した帝国や女帝シャミーユを、どのように変えていくのか? 一方、元帥となったイクタをはじめ、トルウェイ、マシュー、ハロたちも、カトヴァーナ帝国を変えるべく、新たな地位に見合った行動をそれぞれ始めていた――。
いよいよ新展開へ向かって物語が転がり出したXI巻から目を離すな!!

感想の方でのブログ更新はどんだけ振りですか、と。二ヶ月ですか、そうですか。うん、誤差誤差……年内残りはもっと更新して行きたいと思います。それでは感想です。

アルデラミンってアニメ放送してたんですね。いや、びっくり。いつの間に始まって終わってたんですか。

胃が痛くなりそう新章から一転、イクタの妹分であるヴァッキェが掻き回しまくる今回のお話。まさに劇薬。ぶっ飛んだ存在であるヴァッキェに反発するシャミーユだったけれど、まあ言ってることは間違っちゃいないし、ズカズカ心の隙間に踏み込んでくる彼女に次第に距離を縮める(?)のだった。シャミーユがシャミーユとして相対できる人物ができたのは、イクタの狙い通りである。

またもうひとり。本心を明かしたハロにもまた試練があったりと役割が与えられてなかなか良かった。

そして始まった三国会議。咬ませ犬として名高いジャンさん見てるのちょっと辛いので、たまにはイクタに勝たせてあげる展開にしてあげられませんか。次回はアナライが掻き回してくれそうだなあ。