飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉」感想

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 (MF文庫J)

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 (MF文庫J)


「おまえはいまから私のものだ」

ティグルさんの弓の腕、マジ半端ねえです…

川口士さん初体験ラノベになりました。
MF文庫Jのレーベルカラーらしい可愛い女の子達に、難しい設定もなく受け入れやすいファンタジー世界。
ライトファンタジーが好きな私としては、この手のジャンルが増えるのは好ましいことです。

貧乏貴族で小さな領地も持つティグルは戦場に駆り出されるも敗退し、敵国の『戦姫』と呼ばれる者のひとりに捕虜にされてしまう。
このティグルの弓の腕が尋常ではないことを知った戦姫エレンは彼を捕虜ではなく自分の配下に加えようとするが、領主として領民を想うティグルはそれを拒む。
ティグルはエレンの城の者達と交流しながら信頼を得ていくが、祖国の内政が乱れ領地が危機に瀕していると聞き居ても立っても居られず…

ティグルが領地に戻るためのエレンとの交渉がちょっと狡いように思えてしまったが、あのまま板挟みになってても仕方ないか。

今後は王道展開でニヤニヤ出来そうだし、エレン、リム、ティッタのヒロイン達は可愛いし、予想されるティグル争奪戦は面白そうだし。
ホント、次巻に期待!