飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ニート吸血鬼、江藤さん1」感想

ニート吸血鬼、江藤さん1 (富士見ファンタジア文庫)

ニート吸血鬼、江藤さん1 (富士見ファンタジア文庫)


「おんし、そこで見とらんで手伝ってたも。妾ひとりではパンツが穿けぬ」

江藤さんを飼いたい。この一言に尽きる作品です。

主人公の竜之介が自宅の蔵で拾ったのは、ガチオタロリ引きこもりニート吸血鬼。
やたらと長い名前のため『江藤』と省略されて呼ばれることになった吸血鬼は、パンツも自分で穿けないほどのダメっぷりを発揮。
竜之介と幼なじみの美園は協力して、この生活力ゼロの吸血鬼を『飼う』ことになる、というお話ですが…

この巻に物語らしい物語はありません。

ニート吸血鬼の江藤さんの生態を知るためだけの巻になっています。
お話が本格的に始めるのは次巻以降に。

1巻は江藤さんにどこまで萌えられるか。
冒頭から江藤さんのダメっぷり全開なので、ここで受け入れられないと読み続けるのは辛いかな。