「アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊」感想
アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 南房 秀久,植田亮
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: 文庫
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「僕はもう、助けを求める手を絶対に離しはしない。必ず守る。そう誓ったんだ」
『シャーロック・ホームズ』を中心に様々な名作物語のごった煮でした。
あまりにも色々な物語からキャラクターが出張してくるので思わず笑ってしまいます。
話の核になる『シャーロック・ホームズ』を私が読んでいないので、章ごとに入る解説はありがたいです。
とはいえ『シャーロック・ホームズ』未読でも全く問題ない作り。
未亡人スキーの主人公・ジェレミー刑事。
シャーロック・ホームズの妹で兄譲りの推理力を持つイグレイン。
そしてジェレミーが保護した少女アリス。
まだまだ探偵として未熟なイグレインをジェレミーが時にサポートし、可愛いアリスが場を和ませてくれる。
ロンドンの街を事件を追って駆けるこの三人が私は好きです。
しかし物語を愛する人間として『シャーロック・ホームズ』を読んでいないのも考えものです…はい、ごめんなさい。許して下さい。
南房さんは『ミルキィホームズ』に影響されてこの作品を書いたのでは…いや、冗談ですよ?