「シャドウ・ネゴシエイター 幼なじみと学園クーデター」感想
シャドウ・ネゴシエイター 幼なじみと学園クーデター (角川スニーカー文庫)
- 作者: みなみ ケント,Riv
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: 文庫
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「ヒトは、そんな風に…ひたむきに願うものなんです! どんな小さな夢だって、そのヒトにとって大事なものじゃないですか!」
タイトルに「ネゴシエイター」(交渉人)の文字がありながら、1巻では物語の重要な場面でそれほど交渉してなかった『シャドウ・ネゴシエイター』ですが、2巻ではそんなこともなく物語の要所要所で主人公・杏司が拙いながらも交渉術を使い苦境を乗り越え、前回の悪い評価を覆しています。
あまり交渉事に話しを裂きすぎても飽きが来てしまうので、バトルも交えてちょうど良い文章量だと思います。
話しの展開そのものは王道の流れで目を見張るものはなかったけど、だからこそ安心して読めた。
フミノ、千紗斗のヒロインズに、幼なじみ元気っ娘の花菜を加えて賑やかに。
花菜が恋愛面でドタバタ掻き回してラブコメ分増量。イイですね。
あくまでも一般人の花菜は3巻以降登場してもそんなに出番はなさそうかな、と思っていましたがフミノと千紗斗が杏司たちの高校に転入する場面で終わったので、次巻も三人のヒロインと杏司がラブコメしてくれますね。
『シャドウ・ネゴシエイター』は3巻から本番!…のはず。