飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「小手鞠荘は末期です。……詳しく。」感想

小手鞠荘は末期です。……詳しく。 (GA文庫)

小手鞠荘は末期です。……詳しく。 (GA文庫)


「ライムは、自分の力で、自分で頑張って、変わろうとしたんだ。僕や、他の皆がしてあげられたことなんて、ほんの少しで…ライムが一生懸命になった、その結果なんだよ」

ごくごく平凡な高校生男子の主人公が、宇宙からやってきた異星人のヒロイン含む女の子だらけの小手鞠荘で過ごすラブコメ。

スライム型と人型を使い分ける宇宙人美少女(という表現で正しいのかどうか)のライム驚くほどの世間知らずで、小手鞠荘の癖のある女の子達にあれやこれやと指示されて、それを非常識だと疑うことなく主人公の春樹にちょっとエッチな行動を実行してくる。それに対して春樹が真っ赤になったりライムが恥ずかしがったり他の女の子が楽しんで見ていたりあるいは嫉妬したりと、これでもかというほど真っ正直なラブコメでした。

宇宙人が登場するも、物語のほとんどが小手鞠荘というアパートで展開されるのでスケールは恐ろしく小さい。
正直、宇宙人設定いるのか…とも思ったが、ライムの常識知らずっぷりと地球に逃げてきた経緯の件を考えると、まあ必要だったのかな。

今後、シリーズとして刊行されていくならば宇宙からの来客が増えていくのかしら。