飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「黒のストライカ 3」感想

黒のストライカ 3 (MF文庫J)

黒のストライカ 3 (MF文庫J)


「ごめんなさい! こんな史上最低最悪の、どうしようもない変態の色情狂で、生まれてきてごめんなさい…!」

待ってました! 今回は待望の翠子さん回ですよ!
まだ血を吸ったことのない吸血鬼である翠子は血への衝動に。アビスの力を使ったことで性欲が増大した椋郎は性衝動に、全編にわたって苦しみ悶えているのが何とも。血への衝動で喘ぐ翠子と寝込みを襲ってくるシャーリーに抗い続けることの出来る椋郎の精神力に感服してしまう。これが『ストライカ』の力か…!(違う)
『吸血鬼狩り』の麗が追う鷺志摩が、血を吸った本来の吸血鬼の姿を強さを見せてくれるが、覚醒した翠子の恐ろしさの良いベンチマークというか踏み台にされてて哀愁漂う。吸血鬼と吸血鬼狩りのコンビが意外に合っていて翠子だけじゃなくて、一皮剥けた麗の活躍も増やして欲しいな。
しかし椋郎の指から吸血するシーンを筆頭に、何をやらせてもいちいちエロイ翠子は、ラノベに限らず最近多く見るロリキャラに反逆していて良いな。男の性欲を刺激するキャラクターは本当に素晴らしいよ。
対して正ヒロイン(のはず)のしはるは一転して清純さ全開。日常パートの癒しです。今後話が進んでくれば物語にも関わってくるだろうし、そうなるとしはるさん無双になる予感。椋郎ベタ惚れだしね。
2巻3巻とジークリードとタチアナのラスボス(?)コンビが出てこなかったけど4巻から動きを見せそうだ。
ところで巻を重ねるごとに蝦夷井が可愛くなっていくのは気のせいですか…?