飼い犬にかまれ続けて

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「ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)」感想

ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)

ログ・ホライズン3 ゲームの終わり(上)

外は小雨が降っていたが、みんなもうその音を聞いていなかった。
自分ができること、できないこと。
得意なこと、不得意なこと。
ミノリたちは午後になっても、長い間話し合っていた。

ログホラ3巻は下巻である4巻が大いに盛り上がるための前振りが随所にあってゾクゾクする。
新人プレイヤーの合宿訓練とシロエ達『円卓会議』が大地人の代表との交渉に挑む二つの話が平行して描かれる今回。新人プレイヤー側の視点の時はこの世界の基礎を読者に教え、シロエ達の視点の時にはこの世界の奥深い謎を覗かせているように思えた。

新人のみで組んだパーティーが訓練のためダンジョンに潜るが、みんな思うように実力を発揮出来ず関係がギクシャクしてしまう。それぞれ何が悪いか思い悩むが、結局のところ個々人が悩むだけでは駄目で、全員で何がいけないか、どうすればいいかを考えて行くのが本当の『パーティー』の在り方なんだよね。

シロエ達『円卓会議』代表団が宮廷に呼ばれ、交渉の席に着く。しかし大地人であるNPCにも個性があり、何らかの思惑を持って行動しているのが『ログホライズン』はあくまでも冒険者たちの物語だと思っていた僕にとっては意外だった。特に大地人のレイネシア姫のぐうたら視点は驚き。本来ならば物語の本筋に絡むことのない大地人(NPC)が変質した『エルダー・テイル』とは重要な役割になると。
魔法学者リ=ガンによって『大災害』が起こった原因の一端を知り、また『エルダー・テイル』での時間や蘇生に対する考えが実は間違っていたことにも気付くが、こんな情報を一気に開示すればパニックは必死と胸にしまうことにしたシロエ。果たしてどのタイミングでみんなに打ち明けるのか。

新人プレイヤー合宿組でモンスター大量発生の異常事態。それと同時にトウヤ・ミノリの双子とパーティーを組んでいたルンデルハウスにも何か秘密があることが分かり、次回は波乱の予感。