飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「バベル」感想

バベル (電撃文庫)

バベル (電撃文庫)

「敵を欺くには、」
「まず味方からねはいお嬢さんわかりましたわかりました」

一癖も二癖もある、とても『善人』とは呼べない者達が織りなす群像劇。
無関係と思われた二つの大事件が様々な人達の視点を介して絡み合っていき、『人を欺く』行為が何重にも被さる様は読んでいて楽しかった。全体的にはあっさりした物語で、群像劇という形態を取りながらとても読みやすかったと思う。
一冊の物語の中に登場人物が20人以上出てくるのに、それぞれが個性的な人物なので名前を忘れることはない。群像劇にキャラの個性は重要だよね。
物語のテンポを重視したためか、例えば人が殺された等の経過が説明だけで場面が省略されているのは、ちょっと物足りなかったかな。