「俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 2」感想
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録(アポカリプス)!? 2 (HJ文庫)
- 作者: なめこ印,和狸ナオ
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 文庫
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「だから、俺を頼れ――そのために俺はここにいるんだ」
今回も安定の巻き込まれっぷりでした。
次々現れる『ヒロイン』の『物語』に巻き込まれ酷い目に遭うも、烈火はその『物語』を決して見捨てない。困っている人は見過ごせない難儀な性格…それが最終的には『全ての戦争』を引き起こすのだから、世話ない気がするけど。ヒロインの物語の危機には向き合うが、ヒロインの熱い視線には向き合わない烈火さんのヘタレが世界を滅ぼす!
内容の方は前回と変わらずテンポ良くそれぞれの物語が続いていくため、無茶苦茶だと思う設定も流れで読み進められ、最終的には他の物語を攻略するのに必要不可欠なフラグであったと分かる作者の『読ませる力』は健在。とはいっても、『魔法少女レッカ☆マギカ』は酷いと思います!(笑)
しかし本当に伏線が分かりやすいな。直ぐに分かるのでその伏線を最後まで覚えていられる。油断しているとスッと通りすぎてしまうほど細かい伏線には意味はないよね。
前回のヒロインの力を借りつつ、今回のヒロイン達をメインに据えて烈火が物語に切り込み解決していくのは爽快でした。
でもまた今回で三人もヒロインを追加したので、六人にもなると次回から全てのヒロインを物語で活躍させるのは難しくなってくるかな。
勝負の三巻にドキドキ。