飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ゆうれいなんか見えない! 5」感想

ゆうれいなんか見えない!5 (GA文庫)

ゆうれいなんか見えない!5 (GA文庫)

  • 作者: むらさきゆきや,むにゅう,しゅがーピコラ
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2011/10/17
  • メディア: 文庫
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冒頭から「お巡りさん、この人です!」と通報されてもおかしくない敦志さん流石だ。小学生三年生の刹が馬乗りになり、咥えたチョコレートを口移しで渡されそうにされている高校生の主人公の図は想像以上にヤバイ。刹を傷つけまいと口移しを受け入れようとする敦志の心理が言い訳にしか見えないのは、想い人がよりよりのせい。

敦志のロリコンっぷりが披露されるパートと、退魔師としての非日常パートとのギャップが激しいのは相変わらず。今回は敵の呪詛によって敦志の性癖が変わる。今までよりよりに反応していたのが嘘のように彼女に紳士的な態度を取り、年上の女性である香利奈やフィオナのおっぱいに興奮を抑えられない身体になってしまった敦志…いや、ちょっと待って。これで正常だろ!
だというのに周囲の人間が敦志のこの状況を見て『異常』と判断するのだからこのライトノベルはおかしいよ。

敦志にかけられた呪詛の影響でよりよりとの関係が離れそうになるが、鬼ノ眼の暴走を通して再び絆を確固たるものにする二人。けれども鬼ノ眼を制御するため、ロリババアこと朧に攫われ修行を開始することになる敦志。二人がどれくらいの時間引き離されるか分からないが、とりあえずよりよりが小学生の内に戻って来て下さい(笑)
次回からよりよりが小学生四年生に。かつてないほど平均年齢が低い話になるということで敦志の登場はなし、かな。