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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔術士オーフェンはぐれ旅 魔王の娘の師匠」感想

魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で

魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で


『魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で』と一緒になっている『魔王の娘と師匠』を別エントリーで感想を。
原大陸でのマジクと魔王オーフェンの長女であるラッツベインとの、師匠と弟子の一日を描いた短編。内容は『はぐれ旅』と言うよりも『プレオーフェン』風味で、登場人物たちは至って真剣なのに神の視点である読者から見ると酷く緊張感のない物語になってしまうのはご愛嬌だけど、マジクとラッツベインの師弟だと余計にそう感じる。

いい歳で独身のマジクがお見合いをするのに付き添うラッツベインが、あまりに頼りない師匠のことをボロクソ言う姿はオーフェン以上にクリーオウの血の濃さが見えた。口の悪さについてはラチェットが一番ぽいが。お見合い相手のメイリーが意外なことに美人であったことに驚くラッツベインではものの、成立する訳もなくそれどころか神人種族の欠片に取り憑かれたメイリーの襲撃を受ける展開になるが、この構図何処かで読んだことあるなーと思ったら『我が呼び声に応えよ獣』のオーフェンの結婚詐欺でした。昼行灯を演じているのか、単に性格なのか、ラッツベインには『村最弱』と思われているマジクは実のところ魔王術を行使出来る最強の魔術戦士であったという事実は予想していたとはいえ燃える展開。しかしあのマジクがエドをも上回る魔術戦士とは…。オーフェンが娘を預け、マジクを信頼する姿に不覚にも涙ぐんでしまった。これが師弟愛か。

ところで今回の短編でさらりと話題に上がったキースの所在。神人種族メイソンフォーリーンとの戦いで相打ちになり行方不明とか、何処までネタになるんですかこの人は。キエサルヒマ大陸を滅ぼしかけた女神と同等の存在と魔王術も無しで相打ちとは流石は俺達のキースだぜ。