飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「魔法使いなら味噌を喰え!」感想

魔法使いなら味噌を喰え! (講談社ラノベ文庫)

魔法使いなら味噌を喰え! (講談社ラノベ文庫)


癖のあるタイトルで、ちょっと手に取りにくいと思った貴方。
買え。読め。面白いぞ!

第一印象は「え? このタイトルで出版するの? だって味噌だよ味噌!」でした。
講談社ラノベ文庫創刊ラインナップにベテラン作家さんがひしめく中で唯一の新人作品である『魔法使いなら味噌を喰え!』
第一回講談社ラノベ文庫新人賞大賞作品とはいっても、これだけの人気作家に囲まれては不憫だ、とも思ったが全ての作品をレーベル外の戦力に頼っては自社のカラーがないよね。その意味ではこの作品を読んで初めて「講談社ラノベ文庫を読んだ」と言えるのだと思う。だから僕はまずこの作品から読みました。

不思議な力を持つ『魔法』が使える現代の日本が舞台。かつては絶大な威力を誇った魔法であるが…魔法抑制物質『MISO』の発見により魔法は脅威ではなくなり、今では平和利用するのがせいぜいの力になっていた。そんな魔法が特別な力ではなくなった世界で魔法学校に通う主人公である八丁屋将太(味噌好き)の元に押しかけてきたのが、魔法発祥の国マジエールのお姫様にして金髪ロリ魔女少女アルテミシア。魔法の研究者である将太の母に騙されて、『落ちこぼれ』の将太に魔法を習いに来た、このやたら可愛い魔法少女アルが読者を萌え悶えさせる!

喜怒哀楽を分かりやすくハッキリ現すアルという少女は読んでいて清々しくなるくらいイイ娘。そんな分かりやすいアルをからかう将太は兄のような立ち位置になるのかと思いきや、アルのお風呂を覗いてしまう描写ではしっかり意識していてロリコンの気がある模様。途中からはアルの姉であるセレスティーヌの参戦によって、アルとは180度違う魅力を持ったセレスの積極的なアプローチに将太は何とか抗うも、それを目撃したアルが嫉妬を爆発させる場面は最高でした。アルとセレスの姉妹喧嘩は読んでいて和むのは僕だけでしょうか。

魔法に関しても読み込まなくてはならないほど難しい設定はなく、魔法少女として成長していくアルの姿を楽しめば良い。『落ちこぼれ』主人公にありがちな特殊能力を将太も持ち合わせていて、それが『MISOキャンセラー』というのは、ロリッ娘先生も相俟って帯を見る限りネタにしてますよね。ただ先生がカバになる設定はツボでした。あのイラストは笑ってしまうよ!
これはシリーズとして展開してくれるといいなあ。アルとセレスの姉妹喧嘩を僕にもっと見せて。