「だってメープルは甘すぎる! お宇宙の科学と婚約指輪」感想
だってメープルは甘すぎる!~お宇宙の科学と婚約指輪~ (VA文庫 13)
- 作者: 宮村優,柊ましろ
- 出版社/メーカー: パラダイム
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 文庫
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ビジュアルアーツのノベライズ作品ばかりを出してきたVA文庫がリニューアル。
レーベル初のオリジナル作品である本作を皮切りに、次々オリジナル作品を生み出しレーベルカラーを創り出す予定…なのかな?
敵に追われ地球に逃げ込んだ『宇宙人』…見た目は美少女の楓を偶然助けたことから主人公七海駆の物語は始まる。重傷を負っていた楓を甲斐甲斐しく看病して救い、住む場所のない彼女と同居生活をすることに。しかし楓の追っ手である『科学ギルド』の刺客たちが平穏な生活を許さず、『ドレス』と呼ばれる武装を使ってのバトルになる…のだが、その刺客もまた美少女であり、駆に惹かれて楓との甘い生活に乱入、更にはラブコメ戦争へと発展していく。
ラブコメという謳い文句ではあるが、駆と楓が惹かれ合い『彼氏彼女』の関係になるため、美少女ゲームのような話の展開に思えた。読んでいるこっちが恥ずかしくなるほど甘い恋人生活を送る駆と楓に横槍を入れる他のヒロイン、粉雪と燐火は存在が野暮な感じがするものの、この正反対な性格の二人もまた楓に劣らず可愛いので頑張って欲しいなあ。駆と心と身体が繋がることで強化されるドレスのシステムもあり、今後関係を深めていくのだろうけど、最後の展開はどういう意図があるのか。状況をイーブンにして本当のラブコメが始まる!…のかな?