「それがるうるの支配魔術 Game3:ファミリアル・リドル」感想
それがるうるの支配魔術 Game3:ファミリアル・リドル (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋つかさ,さくらねこ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 文庫
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問題のあるサークル欧文研を潰そうとする生徒会長、という学園モノの王道展開である今回のお話。
生徒会長の御堂が不仲である言乃の兄であることから、欧文研の仲を裂こうとし、その過程でるうると言乃の『家』との確執が見えてくる。生徒会長の思惑通り言乃をサークルから引き離すことに成功…したかに思えたが、最後にはタマキの活躍で再び絆を取り戻す話の持って行き方は上手かったなあ。るうると言乃の関係・言乃と家族の関係にスポットが当たることが多かったためか、ゲーム感覚の謎解きはいつもより少なかったけど、個人的にはこれくらいがちょうど良かった。
欧文研OBの登場により次回から物語が大きく動きそうな予感がする。