「ハイスクールD×D 10 学園祭のライオンハート」感想
ハイスクールD×D 10 学園祭のライオンハート (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 石踏一榮,みやま零
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 文庫
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アニメ放送間近。どう考えてもAT-X組が大勝利になるよね。おっぱいおっぱいおっぱい!
レイヴェルもハーレムに加わり、今回もラブコメ有り、バトル有りの展開になる…と思いきや、ラブコメ面に関しては至ってシリアスな10巻。今まで何度もリアスへの好意を口にしてきたイッセーであるものの、その好意が『部長リアス』に向けてのものであると感じていたリアスの不満が噴出。二人の関係がギクシャクしてしまう。リアスを好きだと言いながら、しかし一定の距離で留まり、なかなか二人の関係が縮まらなかったのは、過去に惚れた女性に否定されたことから根付いた女性不信のせいであるという理由は何だか今更な気がするけど。とはいえ、確かに初恋の相手にあれだけ罵倒されてしまうと、女性に好意を向けられても真剣に取れなくなるのは仕方ない。そんなイッセーの女性不信を払ったのはアーシアをキッカケにしたイッセーが大好きなヒロインたち。イッセーの心を支え、リアスへの想いを後押しする彼女たちの深い繋がりを感じる。ハーレムモノというのは幾つもあるけど、他でも見ないほどイッセーを囲む女性たちの仲が良く、読んでいて全員応援したくなる。これは毎巻読む度に思うこと。
リアスを愛する女性として真っ直ぐ見つめ、それを伝えた瞬間から、本当の物語が始まる。イッセーとリアスの仲に引け目をもう感じないと宣言したヒロインたちが、本格的に『正妻』の座を狙ってくるラブコメ展開に期待。まあ一部のヒロインは『愛人』でいいらしいですけど(笑)