飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ダンス・ウィズ・エリシア 魔女の祝福、ふたりの絆」感想


好きな作品なだけに2巻で完結してしまうのは残念でならない。
あとがきにも書かれているけどこの巻で幕を閉じる都合上、展開が駆け足になって忙しなかったが、それでも楽しい物語だった。

前回に引き続き最終巻になる今回もエリシアとサミュエルが想い合う愛の物語。けれども前回のシリアスな展開とはガラリと変わり、コミカルに描かれている場面が多く、サミュエルを想う他のヒロインとラブコメのような展開になる。魅力的なヒロインたちに囲まれながらも、エリシアに操を立てているサミュエルの愛は格好良いのだが、相手が14歳の少女なのに加えて今回の話で魔法によって幼女化していることもあり、ロリコンにしか見えないのですが(笑)

最後まで読んでやはりこの先の物語を読みたいし、この幕引きまでの物語をもっと丁寧に描いて欲しかった、というのが正直な感想。うぅ、本当に惜しい。