飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「お前のご奉仕はその程度か?」感想

お前のご奉仕はその程度か? (GA文庫)

お前のご奉仕はその程度か? (GA文庫)


森田シーズン先生、こういうお話も書けるんですね。『青春小説』のイメージが強い作家さんでしたので。
ということで森田さんのラブコメです。ちょっと心配なジャンルではあったけど、安心して読める内容かと。

日本から独立した吸血鬼の国に迷い込んだモテ男良太が、偶然出逢った美少女吸血鬼である詩憐に噛まれてしまう。普通ならば吸血鬼に噛まれると『ミニオン』と呼ばれる忠実な僕にされてしまうのだが、何故か上手く行かない。とりあえず良太はミニオン候補として詩憐の家で同居生活を始めることになる。良太としても『モテる呪い』という羨ましく思える呪いにかかっていることで、女性トラブルが絶えず日常生活もままならない状況から解放されるのならと受け入れるのだが…呪いの効かない吸血鬼ではあるものの、今度はミニオンではない良太を噛んでミニオンにしようと狙われる事態に。ご主人様の詩憐と、ミニオン候補の良太、そして彼を付け狙う吸血鬼やストーカーたちのドタバタラブコメ劇。

吸血鬼の国と言うことで「お堅い」印象を持ちながら読み始めたが、随分とまあゆるい。そんな吸血鬼の世界で孤独に生きる詩憐は寂しがり屋で、初めて出来たミニオン(候補)である良太に何だかんだでベッタリ。その良太は吸血鬼に呪いは効かないのに、そんなことは関係なしに女性を惹きつけるのが憎い。しかし詩憐は良太を他の吸血鬼に噛まれないようミニオンの印に首輪までつけていたのに、ガンガン噛まれているのは一体。その度にトリップして良い気持ちになる良太はジャンキーになってしまうのでは。詩憐の孤独の原因を取り払い、また良太の初恋の幼なじみ…詩憐の姉であり吸血鬼の国の皇帝でもある王花と再会したことで、本格的なラブコメ戦争は二巻からになるのかな。