飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5」感想

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J)

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J)


あざとい。これはあざとい表紙。
今まで銀兵衛がお目当てのヒロインだったけど、ありさちゃんに乗り換えちゃおうかな!

12歳の美少女鷹ノ宮ありさが学生寮管理人としてやってきた。鷹ノ宮家のお嬢様であり、何をしても完璧なありさは秋人を『にいさま』と呼んで慕い、婚約者なる肩書きまで持っているため秋子の嫉妬がメラメラ。大好きなお兄ちゃんを取られたくない。また妹ポジションを奪われないために「妹VS妹」の戦いへと騒動が発展していくのだが…。

ありさちゃんが可愛いのです。その可愛さは対立する秋子をも戸惑わせるレベル。
秋人もそう感じているものの、秋子同様恋愛対象にはならずにいるが、妹扱いされる度に表情をコロコロ変えるありさの可愛さはやはり異常。妹扱いから進展しない同士、結局は同盟関係を結ぶ二人の絆は深くなりそうだが。今回はありさの影響もあって、秋子の兄愛がいつも以上に熱かった。毎度これくらい熱いと読んでて楽しい。一方秋人も秋人でしっかりシスコンやっているのでおあいこ。ヒロイン個別の話では銀兵衛で一番盛り上がるかと思いきや、那須原さんが意外な一面を見せてくれて心惹かれる。むぅ、今回は心移りが多い。

個人的にはこの作品、巻ごとに面白さがバラけるなあ、と。ラブコメとしては毎度同じクオリティなんだけど、取り上げるヒロインにだいぶ左右されてる。