飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「放課後は無敵ですが、何か? 戦う少女の、群雄割拠」感想

放課後は無敵ですが、何か?  戦う少女の、群雄割拠 (角川スニーカー文庫)

放課後は無敵ですが、何か? 戦う少女の、群雄割拠 (角川スニーカー文庫)


1巻はツッコミどころ満載で嫌う人も多かったと思うけど、今回はそれは無し!
面白かった。しらびさんのイラストも良い!

パルミア軍を退けたリューイたち。その後パルミアでクーデターが起きドルジフから解放されたことから、国土復興のため龍哭塞は『パルミア解放軍』と同盟を組むことになる。が、その式典で突如テロが発生。しかもそのテロリストが龍仙士の力を使ったためこともあり混乱する一同。暴れるテロリストを鎮めたのは、ジュノの脱落によって戦力不足となった火曜隊に入った少女リン。覆面をして顔をさらさないリンではあるが実力は確かである彼女を仲間に加え、謎の龍仙士たちの正体を追う。また同盟を結んだパルミアにアヴァール軍が侵攻してきたため、龍哭塞が遠征軍を組んで迎え撃つにことになるのだが、そこには予想を上回る事態が待ち受けていた。

本格的な物語の幕開け。
新たな敵の登場や野望、それに翻弄される火曜隊メンバー。やられっぱなしの回だっただけに今後の盛り返しが楽しみで仕方ない。バトルだけでなく恋に関してもリューイ、ハルカ、ジュノの三角関係が見ていてニヤニヤ。特にリューイとハルカの仲はぐいぐい発展していくが、リンの「夢(異世界)と現実は違う」の言葉通り惹かれているハルカは別の世界の住人なの上に身分違い。結ばれない運命なのか。と思えば現実の方に異世界からの侵略の一端が見え、必ずしも現実と異世界は関わりのない間柄ではないことを示している。分からないことばかりで、ほんと続きが楽しみですわ。