「ハイスクールD×D 12 補習授業のヒーローズ」感想
ハイスクールD×D 12 補習授業のヒーローズ (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 石踏一榮,みやま零
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 文庫
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衝撃的な前回ラストからようやく続きを読めた。
読み終わって、なるほどサブタイトルの意味が良く分かる。
イッセーの死によって活力を失った仲間たちを、主に木場の視点から読むことで分かってくるイッセーという男の偉大さ。そしていかに彼に依存してこれまで戦ってきたのか。沈み込む仲間たちの姿を見ながら、冷静な木場が彼女等を支えることのできない自分の無力さに歯噛みする場面が印象的。けれども無力と絶望に蝕まれ続けてはいけないと、イッセーの愛した仲間たちはそんな柔ではないと、奮い立つ姿こそ俺たちのグレモリー眷属。そしてリアス!と、いうよりも殺しても死にそうにないイッセーが、そもそも死ぬ訳がなかった。みんな知ってたよ!イッセーの見せ場も用意して復活したおっぱい主人公。やはり『ハイスクールD×D』に悲劇の涙は似合わないわ。ドライグと永遠の別れ…かと思いきや、単に眠りについただkrと、ある意味お約束展開で良かった良かった。
しかし木場視点が多かったのと、イッセーのため熱くなる彼の姿を見たことで好感度がぐんぐん上がった。みんなほんとイッセーのこと大好きなんだな。