飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「白奈さん、おいしくいただいちゃいます 2」感想

白奈さん、おいしくいただいちゃいます2 (電撃文庫)

白奈さん、おいしくいただいちゃいます2 (電撃文庫)

〈あらすじ〉
見た目スーパーモデル、中身は料理バカという、あまりにも惜しすぎる少女、白奈。彼女と料理事件部の愉快な面々は今日も絶好調!
相も変わらず怪しすぎる事件にクールな玄人は食傷気味だが、白奈がそれに飛びつかないわけがない。カレーを食べるたびにタイムリープするというトンデモ少女って!? 
白奈と玄人は料理を作って謎を解決しようとするのだが!?
ハードボイルド属性とは裏腹にモテ度を増す、玄人のハーレムっぷりにも乞うご期待!

料理がデキる男はモテる。ソースはもこみち。
帯にでかでかとハーレムモノと書かれていて、まさにその通りと頷くしかないほどモテる玄人。「なんでこんな奴に女の子が寄ってくるの?」というラブコメにありがちな疑問は、彼の洞察力と料理スキルを見てしまえば抱きようがない。そんなモテモテ玄人なのだが、彼の周りにいる当のヒロインたちはというと前回に引き続き残念極まりない。本来一番の変人であるのが部長の白奈であるべきなのに、実際は未百合さんなんだよなあ。もう未百合さんが会話に混じってくるだけで僕はとてもハッピーな気分になれるよ。問題を解決するたびにヒロインが増えるけど未百合さんの斜め上発想に勝てる者はいない!
全体的におかしな話なのに、終わってみればイイ話になるのがこの作品の凄いところ。最後の料理を食べて「みんな仲良し!」はすげえ和む。これからも僕を和ませ続ける作品であって欲しい。