飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔王が家賃を払ってくれない 3」感想

魔王が家賃を払ってくれない 3 (ガガガ文庫)

魔王が家賃を払ってくれない 3 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
ある日突然、AAカップからBカップ(隙間あり)の胸にサイズアップした魔王アーザ十四世は、生まれて初めてブラジャーをつけることに。パンツ丸出しなのは平気なくせに、ブラジャーには異常なほどのはじらいを見せる魔王。かつて見たことのない魔王のリアクションに胸のドキドキが止まらないヨシツネ。一方、幼馴染のトモザキはそんな二人にヤキモチが止まらない。そしてついに、魔王とヨシツネのあいだに愛の結晶が……っていろいろ飛ばしすぎだろ! 今回のテーマは種族を超えた愛!
超展開ラブコメで贈る「魔賃」シリーズ第3弾!

ぺったん娘の魔王がブラジャーを付けていた。何を言っているか分からねえと思うが俺にも(以下略)
はい。僕はイラストを見た時点で気づきましたよ…気づいちゃいました、魔王の違和感に。そんなどうでもいいことに気づいてしまった自分がちょっと嫌です。
しかし「パンツはいいけどブラジャーはダメ」と恥ずかしがる魔王の姿が新鮮でヨシツネでなくてもキュンキュンしてしまいました。これが『良い魔王』か…うむ、眼福眼福!
魔王が恥ずかしがる以外はいつもの展開…以上に酷かった気がする。勿論、良い意味でね。魔王の配下はもう状況を楽しんでいるとしか思えない。ただひとり、将軍を除いて。どんどん不遇な扱いの娘になっていく…。
魔王がヨシツネとの卵を産んだ今回の流れは魔王だけでなくトモザキの想いも知れてラブコメ的にはポイント高かったのでは。トモザキの反応も新鮮でほんとご馳走様です。
ダンプ落ちもなしで、次回も僕らの心の声の代弁者ヨシツネの活躍(笑)に期待。