飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「俺ンタル! レンタル男子はじめました」感想

俺ンタル! レンタル男子はじめました (一迅社文庫)

俺ンタル! レンタル男子はじめました (一迅社文庫)

〈あらすじ〉
奥手な少年・有馬要が転入することになったのは、由緒正しき名門お嬢様学校だった!
女装が似合いすぎる要に誰も男の子だとは気付かなかったが、ひょんなことからクラスメイトの結花に知られてしまう。
一方、その秘密を知る生徒会長・ほのかは「レンタル男子」として、要を派遣する新制度を発表したから、学校は大騒ぎに!
乙女の園に突然迷い込んだ純情少年の運命やいかに!?
波乱必至のオトコの娘ラブコメ!

正直なところ、ラブコメを展開する上での設定に目新しいものはなかった。が、読みやすいんだよなあ。サクサク読み進められるから「良くある設定」があまり気にならずに気分良く読めた。
主人公・要は家族との海外生活に嫌気が差し、叔母を頼って日本にやってくる。が、叔母・美波の陰謀(?)によって彼女が理事長を務めるお嬢様学校に放り込まれることになる。性別を偽って女子高に通う…一発でバレそうなものだが、美波が持ち出したアルバム写真を見るに、うん、これはバレないね。しかし叔母よ、いくら要が可愛いかったとはいえ、女装させるのはどうなの。癖になったらどうするんだぁー!まあそれはそれでいいのか。
女装をして女子高に通ドキドキ学園ライフ。完璧な女装とはいえ中身は立派なオトコ。面倒見の良いクラスメートである結花を始め、可愛い女の子たちに囲まれて浮かれる要。が、この手の作品で誰にも正体がバレずに済むことはない。友人関係を築き始めた結花に男であることが知られてしまい、男嫌いな彼女に避けられてしまう。それでも要の正体をバラさない辺りが結花の良いところ。
そしてもうひとり、要の正体を知るのが生徒会長のほのか。正体を知った彼女は要を『レンタル男子』として生徒に貸し出し、温室育ちの彼女たちに男子に対する免疫をつけて貰おうと考える。人権とはいったい。生徒に大好評のこの企画でますますウハウハになる要。こいつ調子に乗っておる。そんな『レンタル男子』のサポート役として名乗り上げたのが結花。一度は下の名前で呼び合うほど親しくなったためか、基本的に世話好きな彼女。これがメインヒロインの本領か。とはいえ、彼女に見張られることにもなるので今までのように女の子と接するのは難しくなるけど。
終わってみれば綺麗にまとまっている。話に大きな盛り場はないけれど、気軽に読める一冊でした、と。