飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「放課後バトルフィールド1」感想

放課後バトルフィールド1 (講談社ラノベ文庫)

放課後バトルフィールド1 (講談社ラノベ文庫)

〈あらすじ〉
「なんなんだよ、これは!?」
俺、牧島カヲラは最悪の一日を過ごしていた。
『閃紅の魔女』九段下ホマレに無理矢理入部させられ、やってきた放課後は弾丸の飛び交う戦場だった。
電動ガン片手にお金を稼ぐ異空間サバイバルゲーム『放課後バトルフィールド』、それは高校生達の楽園であり戦場。
青春疾走サバゲーエンターテイメント、問答無用に状況開始!!!!

『サバゲー×美少女!!』
弓弦イヅルさんの新作だけあって女の子が可愛いですね。
話題性もあってか、読む前からいろいろと評判を聞いていて「素直に感想が書けないかな…」と思っていたが、いやいや楽しく読めましたよ。
勝手に思っているのは『売り』はサバゲーではなく『ヒロイン』なんだな、ということ。サバゲー描写も設定もそれほど濃い内容で書いていないため、かなりあっさりとしている。サバゲー好きな人には物足りない内容なのかもしれないけど、経験のない僕としては入りやすかった。
しかし評判通りヒロインちゃんたちの描き方は上手い。私、ときめいちゃいました!
「何でこんなにカヲラがモテるんだろう?」という疑問は置いておくとして、ホマレにしても、ユーリにしても、クルルにしても「こういう反応をしてくれると女の子はあざと…可愛いんだよ!」という描写を外してない。そんなヒロイン無双の中で、一等可愛いのが妹サクヤ。口では兄へ悪態を吐きながら心の中では「お兄ちゃんに寄りつく悪い虫は許さないんだから!」と嫉妬メラメラのサクヤ可愛いよサクヤ。
パロネタに関してはいちいち元ネタ出してのツッコミは入らないかな、と。テンポ悪くなるから。パロネタは「お?このネタはもしかして…」と思わせる程度で良いと思うんだ。