「這いよれ! ニャル子さん 10」感想

這いよれ! ニャル子さん 10 (GA文庫)

〈あらすじ〉
ニャル子達を取り戻し、非日常的ながらもいまとなってはすっかりお馴染みとなった日々を真尋は取り戻した。
学校へ行って、帰りにふざけ合って……そんな日常だ。しかし、学校帰り、なんとニャル子達の幼なじみアト子が訪ねてきたのだが……。
ニャル子が真尋のベッドに潜り込み、クー子に嫉妬の炎で焼き殺されそうになる――八坂家はいつものように朝から大ＳＡＮ事！
歴史は修復され、ニャル子達のいる日常が戻った。ありえない非日常こそ、いまは自分の日常である――そう自覚した真尋だ。
そんな矢先、焼失していた地球拠点の修復が終了したとの連絡が入った。確認へ行くべきと提案する真尋と、後回しにしようとするニャル子達。そんなやりとりのさなか知らぬ声がかかり――
「アトラク＝ナクア星人、銀アト子と申します……どうぞ、よしなに」
ニャル子の幼なじみ、アト子が地球にやって来て――!?
宇宙邪神混沌コメディ第10巻！

アニメ2期製作決定おめでとうございます！
てりあは信じていました…！
買ってて良かったBlu-ray！

嬉しい声はここまでにして、内容の方へ。
いつもの騒がしいニャル子たち…その日常が、実はかけがえのないモノであると知った真尋は彼女たちに少し優しくなった。
…のも束の間、あの切ない感じを(良い意味で)台無しにするのが宇宙人だちでありました。

今回登場した新キャラのアト子。
「そういえばそんな人物がいる話をしていたような…」と記憶を一生懸命探らないと思い出せないフラグを引っ張り出してくるのやめてください！

ニャル子に深い情を抱くアト子の行動に心温まるものを感じたのは最初だけ。ニャル子たちに毒を盛って黙らせると真尋に接近したり、ルーヒーの目の前でハス太に抱きついて嫉妬を煽ったりと、ドSな面を見せていたと思ったら。

なるほど。そのオチは分かりやすい……ふざけんなっ！(笑)
「寝とる」ことに異常な興奮を覚えるアト子の性癖。なにこの宇宙人こわい。確かに真尋とニャル子がくっつけば略奪できる訳ですが、真尋さんはそう簡単にデレんぞ！
いろんな意味で残念だったな！

さていつものニャル子クオリティ堪能したところでアニメ放送に期待しますか。
しかし『仮面ライダーウィザード』ネタをもう盛り込んでるとは…恐ろしい。