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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「七星降霊学園のアクマ 02 スロウス・バレット」感想

ライトノベル 角川スニーカー文庫

七星降霊学園のアクマ    02 スロウス・バレット (角川スニーカー文庫)

七星降霊学園のアクマ 02 スロウス・バレット (角川スニーカー文庫)

〈あらすじ〉
新メンバーを迎えにぎやかなクラスXだが、渚が大の悪魔嫌いで月斗・雪伽兄妹とカグラを目の敵にする。
そんな折学園あげての戦闘試験が始まった。
雪伽は月斗を庇おうとクラスAの男子にケガをさせてしまい!?

このシリーズは素直な気持ちで「好き」と言える作品。複雑なこともなく、スッと展開が頭に入ってくる。キャラクターたちが団結力を高めて様が良く分かり、読んでいて気持ちが晴れてくる。

問題児揃いのクラスXに加わったのは、現役退魔士の渚とエロ少年の銀河。しかし悪魔嫌いの渚は『悪魔使い』の存在を嫌悪し、なかなか溝が埋まらない。そんな中で、雪伽は戦闘試験で悪魔の力を制御しきれず相手に大怪我を負わせてしまう。落ち込む雪伽であったが、追い打ちをかけるように、今度は月斗が何者かの悪魔の力に晒されてしまう。月斗・雪伽兄妹は、広がり続ける渚と『悪魔使い』の距離を縮めることができるのか、というのが今回の大まかな流れ。

悪魔全てが悪い訳ではない。
悪魔使い全てが悪い訳ではない。
月斗と雪伽がそれを渚に示そうとするたびにトラブルが起きて、一層距離が空いてしまう。更には悪魔であるカグラの口の悪さが災いして、気の強い渚と何かあるごとにぶつかる。
戦力が増えたはずなのに、連携の取れないクラスXの現状…その上、対戦相手に大怪我を負わせて雪伽は、悪魔の力を使うことに躊躇いを覚え始めるのだから、状況は悪化するばかり。
それでもリーダーとして、兄として、雪伽への想いを口にした月斗は、彼女の復活のキッカケを与える。雪伽もまた大好きな兄のため、力を振るう勇気を持つ。

悪いのは悪魔の力ではなく、その力に魅せられる人間の弱い心。
その弱い心に立ち向かう月斗と雪伽を見ていて、感じるもののあった渚。そして危機に陥る兄妹には頼もしい仲間たちがいる。

全てが終わってみれば、クラスXに新たな団結力が生まれていた。
渚と銀河の告白は、今後どんなフラグとなって話に関わってくるのか。渚に関しては別のフラグも立ったので、雪伽は違う意味でも兄を守ろらないといけなくなったなあ(笑)