飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「完璧なレベル99など存在しない」感想

完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫)

完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫)

〈あらすじ〉
ある日ゲーマー少年・裕貴が目覚めると、そこは異世界だった。
自分がプレイしてきたゲームの登場人物たちが集っている状況に戸惑う彼は、心優しい少女騎士・シャノンに助けられながら何とか現実に帰還する方法を模索しはじめたが──あるとき驚愕の事実を知ってしまう。
「おれがこの世界で最強……レベル99……っ!?」
裕貴はゲームの英雄たちからリーダーに抜擢されて……!?

完璧な身体には完璧な精神が宿る…訳ではない。
身体はレベル99!心は高校生!アンバランスなステータスを持つゲーマー少年の物語。

発売している大半のRPGをプレイしてきた高校生・裕貴。
そんなゲーマー少年が目を覚ますと、今までプレイしてきたRPGのキャラクターたちが闊歩する異世界にいた。
しかも最強のレベル99の状態で。あれよあれよという内に、ゲームキャラクターたちの司令官になる裕貴であるが、中身は未熟な高校生。最強の力を持っているのに、ヘタレな精神のためリーダーとして活躍することができない。けれども自分よりもレベルの低いが、暖かい心を持つ仲間たちに支えられ、次第にレベルにふさわしい熱い心を周囲に見せていく。

序盤から「主人公のレベルが99」という時点で「それチートじゃん…」と思ってしまうのだが、実力が発揮できず背負った看板の割に地味すぎる主人公。これってある意味『最弱』なのではないだろうか。レベルと心が釣り合っていない設定は新鮮な気がした。
とはいえ、さっき書いた通り主人公があまりにも地味なため、どうにも盛り上がりが足りない。折角の設定がもったいないなあ…というのが正直な感想。複数のゲームタイトルが地の文で乱舞しているせいか、コメディタッチの軽い展開のはずなのに、読みにくくなってしまってるのも痛い。ゲーム・キャラクターの説明をするよりも伏線をしっかり張って貰いたかったかなあ。
繰り返すようだけど、もったいない。設定を活かせる展開で次を書いていただきたい。