飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン」感想

神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン (GA文庫)

神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン (GA文庫)

〈あらすじ〉
ホライズン事件以降、急速に悪化しつつある人間と精霊の関係。 そんななか、精霊による未曾有の同時多発テロが起こり――!?
「フォロン! しっかりしろ――フォロン!」
瀕死の重傷を負ってしまったフォロンを見て、激しく悔いるコーティカルテ。
そんな彼女と、そして同じように襲撃されたユフィンリーたちを見たリコリスは、敵――〈エンプティ・セット〉の目的と、自身に隠された秘密を語り始めた……。
彼女の語る内容を肯定するかのように、各地で〈奏始曲〉を使った同時多発テロが発生、その対応に追われるコーティカルテたち。
ところがその間隙を突くように、死神の姿をした精霊・ディエスに、病院のフォロンが掠われてしまい!?
クリムゾンシリーズ第11弾!

クリムゾンシリーズは一年ぶりの刊行になるのに、アフタースクールやエイフォニックが発売されていたから全く気付かなかった。榊さん…仕事しすぎ…。

「人間の善き隣人」
それが崩れようとしている。
致命的な亀裂が入り始めた人間と精霊の関係。裏で糸を引く『エンプティ・セット』とそれに与するものの陰謀と分かっていても、真実を話すには奏始曲の存在を明るみにしないといけないことから公表できない。なんとももどかしい。

更に瀕死の重症を負っているフォロンが攫われた挙句、その身体をディエスに乗っ取られる事態になる。
コーティカルテとペルセルテ。愛するフォロンに向ける本当の想いを、皮肉にも彼が二人の元から離れたことで痛いほど感じることになった。絶望に押し潰されそうになりながらも、フォロンのために踏ん張って相対しようとする少女たちの姿を…美しいと感じてしまうのは悪いことなのか。

フォロンの行く末はどうなるのか…その鍵は純なる心を持つ二人の女性が握っている。その結末は、次で読むことが出来るようだが…幸せなものであって欲しいと願ってしまう。