飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「俺、ツインテールになります。2」感想

俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫)

俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
念願のツインテール部を設立したツインテイルズこと総二、愛香、トゥアールの三人。
その活動内容はツインテールと世界の平和を守ること。科学技術担当のトゥアールが新たに製作にとりかかった第三のテイルギアは、変身すると巨乳になれる特別仕様。
それを知った貧乳・愛香はプライドをかなぐり捨て、自分にくれと懇願するが……。
一方、戦力を増強した異世界の変態怪物集団アルティメギルは、巨乳属性と貧乳属性の二派閥に分かれ、今にも内乱が起ころうとしていた。
その混沌の中、彼らの前に首領直属の戦士・ダークグラスパーが降臨する――!

「ツインテールは正義!! 二本に生まれてよかった!」おい、誰が上手いこと言えといった!(笑)
デビュー作の1巻はテイルレッド、今回はテイルブルーと巻ごとにツインテール戦士を切り換えていく表紙カバーにするんですかね。
しかしブルーさん…ほんと胸ない。

相変わらず「バカを大真面目にやる」作品で嬉しかった!
己の貧乳に嘆く愛香。ナイチチをバカにする巨乳トゥアール。
暴力・暴言の応酬を重ねる二人を余所に、そもそもヒロインたちの仲が悪い原因である総二はというと、自分のツインテールを愛でて喜ぶ変態に成長していた。愛香の言うとおり、総二は女性の首から下にはまるで興味がないぞ。ツインテール愛の補充が自分だけで成立してしまうので、余計ヒロインの立ち位置が危うい感じになっているような。

そんなツインテール戦士たちに差し向けられた新たな刺客…襲い来る「巨乳属性」「貧乳属性」の怪物。そうかあ、今回の相手はおっぱい属性の怪物かあ…(遠い目)
相手が新たな戦力を投入するなら、ツインテール戦士も!…と、言う訳ではないのだが、三人目のツインテール戦士が加わる。
やはり貴女でしたか神堂会長。第三のテイルギアから誕生したツインテール戦士『テイルイエロー』!重装備でカッコイイ(おっぱい増量)!
が、テイルイエローになったものの失敗から自信を失う会長。彼女の自信を取り戻すため、総二が熱く会長に熱い想いをぶつけるのだが、その内容がツインテールに関してなので、笑う場面なのかシリアスになる場面なのか迷うだろうが!

わだかまりが溶け、力を合わせておっぱい属性の怪物たちと戦う三人。どうでもいい話だけど、三人なのにツインテイルズって表現に違和感が…いや合ってるんだけどね!
勝利に歓喜したのも一瞬のこと。姿を現したのは…テイルギアを持つ眼鏡属性の戦士ダークグラスパーだった。
ごくり…こいつは強敵の予感がするぜえ、なんぜ眼鏡だからな!