飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ9」感想

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ9 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
「裸でいっしょに寝る、などという体験は、普通の男と女の関係ではとてもできないよ。ねえそうだろう秋人?」
――銀兵衛の衝撃発言は、僕にある種の決意をさせて。
それに端を発するあれこれは僕と彼女の関係性を大きく変えてしまうのだけど、その話はいったん置いておこう。
会長さんの提案で、僕らは夏祭りで出店をすることになった。そこで張り切りだしたのは、なんと那須原さん……
ってまさか君、夏祭りでお笑いをやろうなんて考えてないよね?
生徒会メンバーとの個別デートなど、いろいろ刺激的な夏祭り編!
詳しくはページをめくってみて!

前回は銀兵衛の美味しい場面で終わったけど、どうせ有耶無耶になっていつものドタバタ劇場になるんでしょ?
と、思っていたらうわあああああああああああああ!!!銀兵衛ェ!銀兵衛ェ!銀兵衛ェ!この展開は予想してなかった。完全に油断しておったわい…不覚!

訳の分からない秋人の押しの強さに負けて、ついに告白してしまった俺たちの銀兵衛。秋人GJと言わざるおえない。他のヒロインズとは違い、秋人への恋心を誤魔化し続けていた銀兵衛がようやくその本性を現すことになり…つまり僕は死ぬ。
タガが外れた銀兵衛の可愛さは人を死に到らしめる力がある(確信)

今まで理性と体裁を気にして秋人に出来なかったあれやこれやを大手を振ってできるようになった。秋人を背中からぎゅってしたり、腕にぎゅ〜と絡みついてみたり。この時点でギンギン第一党の僕は三回死んでます。幸せすぎて!
しかし何よりも秋子たちにある一線で無抵抗だったのが、今では秋人への好意を告げて押し返せるようになったのが強い。さりげなく秋人の童貞を奪うのは僕だと言っているのが、ね。ギンギン愛おしい。

まあ表紙のアナスタシアで分かっていたけれど、最後はやはり持っていかれたね。アナスタシアを脇にどけて、秋人はギンギンと結婚を前提に付き合うべきだろオラ!