飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「一年十組の奮闘3 絶対孤独のアンチテーゼ」感想

一年十組の奮闘3 絶対孤独のアンチテーゼ (MF文庫J)

〈あらすじ〉
逆麿からのSOSメールで駆けつけた皆人たちは、争い合う九組の生徒たちを目撃する。その中で哄笑するのは、無期停学中の生徒、仙宮イラカ。
「この僕に挑もうなんて、身の程知らず」
――皆人と真逆の力、《主戦論者》。"人を憎ませる程度の能力"によって憎しみの種を植え付けられた十組の面々は、感情を暴走させ、それぞれの能力を進化させる。"X(未知数)"の名を冠された少年少女たちの恐るべき潜在能力が、次々と皆人に牙を剥き……!?
《平和主義者》vs《主戦論者》、究極のアンチテーゼがぶつかりあう! 一大スペクタクル・バトコメ、第3弾!

ず、随分と急ぎ足の幕引きに…正直かなり戸惑っています。好きな作品なだけに残念な気持ちだけど、まあ仕方ないよね。

『一年十組』の本領。
皆人の能力とは正反対の『憎悪』を増幅させる能力を持つイラカの悪意に学校中が巻き込まれ、混沌を生み出す。『一年十組』も例外ではなく、皆人に『憎悪』を向けるクラスメイトはパワーアップまでしてかなり厄介。その力…もっと早く欲しかったぞ!「味方だと頼もしい奴らだが、敵に回すととんでもない脅威になる」とかちょっと格好良いセリフ言いたかったもん。敵になって厄介になるなよ、と。

これまでの話で、能力があるから皆人に惹かれるのではなく、皆人の能力はあくまでも付属のものでしかない。幾ら憎悪を向けようとも、皆人の真摯な想いを潰すことは出来ない。そんな皆人にベタ惚れの幻次くんはもっと早く本気を出して下さい…(切実)

……しかし最後まで読んでしまうと何かをガツガツ書き込もうという気持ちになれないのは…。最初に書いた通り、あまりに突然すぎて。う〜ん。残念としか言いようなくて…うわああああ感想が上手く書けない!悔しい!