飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「しきもんつかいはヒミツの柊さん 」感想

しきもんつかいはヒミツの柊さん (GA文庫)

〈あらすじ〉
「中学時代の恥ずかしい思い出話をしてください! ゆんてぃぶらぶろは思春期の男子の、中学時代の恥ずかしい思い出話が大嫌いなんです」
「だから本当に、どんな生物だよ、しきもんってヤツは――」
高校生の山本元春は、柊もえぎの持っていた「しきもん大百科」に触れて以来、不思議な生物『しきもん』が見えるようになってしまった。
自分のことを『しきもんつかい』と名乗るもえぎのマイペースっぷりと『しきもん』のおかしな生態に興味をひかれる元春。
だが、彼女といっしょに行動するうちに、いつしか騒動に巻き込まれてしまい――!?
GA文庫大賞奨励賞の不思議系ボーイ・ミーツ・ガール開幕!

なに…この不思議なノリは…?
でも、この感覚。僕嫌いじゃないです。

平凡な高校生・山本元春は今日もまた何事もない平穏な一日を過ごすことになる…かと、思っていたのに、同じ高校に通う柊もえぎが落とした本を触った直後から、摩訶不思議な生物が見えるようになってしまう。『しきもん』と呼ばれる奇妙な見た目と習性を持つ不思議生物。『しきもん』を愛し、祖父の遺した『しきもん大百科』を受け継いだもえぎが気になる元春は、彼女と関わる内に『しきもん』が引き起こすトラブルに巻き込まれていく。

全ては『しきもん』と、天然不思議ちゃんヒロインのもえぎと元春の会話を楽しめるかどうかにかかっている。理屈では計り知れない非常識…というよりもちょっと頭のおかしい生態の『しきもん』は正直かなり気持ち悪い。しかしここで使う「気持ち悪い」はマイナスの意味ではなく癖になる感じで、何故だかもっと見守っていたくなる。

この『しきもん』と同じくらいにおかしな生態なのが、もえぎだ。恐ろしいほどのマイペースで、まず人の名前を…元春のことを物語後半になるまで覚えられないほど。いや、もうこれマイペースじゃなくて単なる病気なのでは。ほわほわしながらも『しきもん』に対する愛は凄いもので、その生態を熟知し使役する姿もまた…ほわほわと何処か危ない動き。そんなもえぎを放ってはおけず、ズルズルズルズルと不可思議な非常識世界に取り込まれる元春は可哀想なのか、望んだ結果なのか。しかしまあもえぎと会話している時の元春はとても楽しそうなので…これはこれで良いのかな(笑)