飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ろりひめさまの建国日誌 1」感想

ろりひめさまの建国日誌 1 (オーバーラップ文庫)

〈あらすじ〉
座礁した艦から救出した女の子は、小さな独立国のお姫様だった?
しかも善意で泊めたはずがいつのまにか自宅が領土認定されてしまった!
そこへ「お友達」としてまさかの皇女様がやってきたり、某国大統領の娘が侵攻してきたりと、なにがなにやら上を下への大騒ぎ。唯一の男、唯一の家長として住み着いた女子らを統制しようとするのだけど、身分的には自分より遙かに高い雲上人が素直に従うわけも無く……。
ご近所さんまで巻き込んで展開される、やんごとなき日常生活!

しゅがすくさんの描く女子小学生は最高だな!……ま、まあ俺はロリコンじゃないから単に可愛いと思うだけだけど。ほ、ほんと何だからっ!か、勘違いしないでよねっ!///

一軒家に小学四年生の妹と二人暮らしの高校生・海鳴和樹は、ある台風の日、一隻の船が岸壁に激突するのを目撃する。中から出てきた『メイドさん』の助けを呼ぶ声に応え、和樹は意識を失った女の子を救う。王冠を被った可愛い女の子…10歳の美少女メリッサは『独立海洋国家・ガーランド帝国』の王女を名乗り、和樹の家に住み着くと国民である『臣民』を得るために活動を開始する。勝手に和樹を将来の夫にすると、メリッサは他の「高貴な身分の少女たち」を巻き込み、ガーランド帝国の版図を広げようと試みる。

テンポ良く読み進められるラブコメは良いラブコメです。単なるラブコメでは展開に飽きがきてしまうので、ロリッ娘たちによる臣民獲得と領土拡大というアンマッチな目的を与え、トラブルを連発する要素を組み込んでいる。片手の指で臣民を数えられるガーランド帝国のお姫様メリッサは、文字通り狭い世界で生きてきたため、かなりの世間知らず。和樹と出会ったことにより、広い世界を知ることになる可愛い女の子だ。まあ僕はロリコンではないからあまり関係ないけど。

そんなロリッ娘お姫様を取り巻くのは、同じく魅力溢れるロリッ娘たち。しかもどの娘も普通の生まれではないそれなりの地位にいる者の娘たちで、国家権力をものともしない。スケールは大きいのにそれを引き起こしている連中がちんまいこのギャップもまた良い。着々と進んでいくガーランド帝国の発展…まずは臣民100人出来るかな?先はまだまだ長いぞ…。