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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6.50」感想

ガガガ文庫 ライトノベル

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第3巻 (初回限定版) [Blu-ray]

〈あらすじ〉
体育祭運営委員会がスタートした。奉仕部は計画通り、相模南を委員長として担ぎ出すことには成功したものの、作業の割り振りを巡り、委員会は冷ややかな雰囲気につつまれてしまった。相模は、現場班として参加している友人達とギクシャクしてしまう。このまま相模は委員長としての仕事を全うできるのだろうかーー? TVシリーズで書き下ろされた番外編「だから、彼らの祭りは終わらない」(脚本:渡航)のサイドストーリーを原作者自らがノベライズする第2弾!

一月で二冊も俺ガイルが読めるなんてボカァ幸せもんだなあ…(しみじみ)
アニメBlu-ray&DVD初回特典の6.50巻。6.25巻に続き、アニメ最終話の体育祭設営サイドの物語を描いて行く。

人の上に立つ人間には二種類の人間がいる、と僕は社会人になり組織に入って聞くようになった。
ひとつは「俺についてこい!」と皆を引っ張るリーダー気質の人。あるいは責任感が恐ろしいほど高い人。彼等は自分が立てた目標に向かって突き進む。何らかのビジョンを見ていて、自分の後ろついて来る者に、しっかりとその未来を見せて行く。
もうひとつは人に支えられて人の前に立つ人間。周囲の多数の人に支援され、描いたビションに向かって歩き出す。道を間違えそうになっても周りの人が間違いを指摘してくれる。そしてその指摘に耳を傾け、思考する柔軟性を持っている人間。それもまたひとつの才能なんだと思う。

では相模南はどうだろうか?
前者の人間でないのは明確だ。八幡の言葉を借りれば、それがあればそもそもこんな事態にはなっていない。
そうなると後者になるのか?
首を横に降るしかない。他人の意見を素直に聞くには、相模はプライドが高すぎる。そのプライドはハリボテのようなものなのだが、それだけにハリボテに見えないように取り繕うことに必死になっている。勿論、人望なんてない。他人よりも自分、そういった人間の所作を、人は良く見ているのだから。

となると、結論としては全ての人のために相模が人の上に立っているのは『害悪』なのだ。それは奉仕部の人間も、平塚先生も、めぐりも残酷なまでに理解してしまっている。でも奉仕部として、相模には自信を取り戻して貰わないと駄目だ。ある意味、相模の人格を考えると始めから詰んでる問題なのかもしれない。

人間の泥臭い感情が入り乱れる体育祭実行委員会。その中で奉仕部は、八幡は、どういった解決を見せるのか。物語はまだ続く……やっぱり6.75巻あるのかよ!(笑)