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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま」感想

ライトノベル 角川スニーカー文庫

この素晴らしい世界に祝福を!     あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)

〈あらすじ〉
ゲームを愛する佐藤和真は女神を道連れに異世界転生。大冒険が始まる……と思いきや、衣食住を得るための労働が始まる。「安定」を手にしたい和真だが、女神が次々問題を起こし、ついには魔王軍に目をつけられ!?

1900万PV…だと…!?(自分のブログのカウンター数を見ながら)
いや、張り合ってどうするんだよ、と。こういうのは数が全てじゃないから…(震え声)

角川スニーカー文庫も話題の『小説家になろう』から人気作品を引っ張ってきて出版。まあ『小説家になろう』の作品を全く知らない僕にはピンとこないやり方なのですが、他レーベルの『ヒーロー文庫』を見るに上手く加筆修正すると非常に読みやすく、かつ面白い作品へと磨き上げることができるのかな、と。

農業用トラクターに轢かれかかったショックで死んでしまった主人公のカズマ。若くしてこの世を去ることになった引きこもりのカズマは、女神アクアの導きによって魔王のいる異世界に転生することになる。その際、アクアの「好きなものをひとつだけ異世界に持っていける」という特典に対して、アクア自身を異世界に持っていく、という無茶苦茶な願いが叶い、カズマとアクアは魔王を倒すため異世界に赴くのだったが……。

異世界召喚モノ…というよりも異世界転生ファンタジー、と表現した方が良いのかな。ただ転生といっても年齢はそのままにカズマはコテコテのファンタジー世界に放り出されることになる訳です。しかも元・引きこもりだけあって、これといった突出した能力はなく、就いた職業は『冒険者』という最低クラスのジョブ。対してアクアは女神だけあって初っ端から上級クラスのジョブになり、スタート時点から差のつく主人公とヒロイン。どうしてこんなに差がついたのか…慢心、環境の違い…種族の違いが原因だろうね(スッキリ顔)

しかし最底辺のカズマのもとにはアクアの他、上級クラスのしかも可愛い女の子が仲間に成りたそうに近付いてくるのであった。が、まあそんな上手い話はなく、奇妙な趣向を持つヒロインたちばかりで、アクアを始めダメダメな感じ全開です。引きこもりのだったのに結構まともなカズマがキラリと光る。

日常風景にしてもヒロインたちとのドタバタにしても敵とのバトルにしても、ライトファンタジーらしさが出ていて、読みやすい作品だったかな。ただ物足りなさ…盛り上がりには欠けていたと思う。もう少し作品に引き込んでくれる強さがあったら面白かったのになあ。