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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ノノメメ、ハートブレイク 2」感想

ライトノベル ガガガ文庫

ノノメメ、ハートブレイク 2 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
女の子にフラれるたびに東雲芽吹の体から放出される「金色の霞」。近年、その回収率が右肩下がりになっていることに不満を持った神々は、回収者である天王洲を東雲の担当から外すことを決定。新たな回収者として降臨した幼い少女の神・ナナシは、怪しげな栄養ドリンクを使って東雲に過酷な告白千本ノックを強制する! 一方、お払い箱となった天王洲は、東雲をはじめ全ての人々の記憶から抹消され、失意の中、ひとりきりで天の国へと帰る支度をするのだった……。東雲芽吹と天王洲の二人はこのまま離ればなれになってしまうのか!?

失ってから始めて「大切なもの」であったことに気付く…というのを、驚くほど丁寧に描いていた。東雲と天王洲。やっぱりこのコンビは最高なんですわ!

ミツの回収量に不満を持つ神々に付け入り、天王洲に成り代わり「回収者」になろうとするロリ娘回収者のナナシ。成果を上げるナナシに、東雲と天王洲の関係悪化も加わり、すんなり東雲の相棒の座につくナナシだったが、無茶苦茶なミツの回収方法が次第に東雲の心を蝕んでいく。更に回収者の任を解かれた天王洲は天界に帰ることになってしまう。

「当たって砕けろ!」…の精神ではないのだが、惚れた相手に勢いで告白して振られるから結果そうなっている東雲。その中には確かに東雲が「女性に惚れる」という行動がある。しかしナナシの方法は完全に逆転。ミツ回収ありきの告白だけをさせるので、いつもなら降られた瞬間バカ笑いできるのに、それができない。やっぱバカなくらい恋に一直線の東雲を見たいんですよ。それを演出してくれるのは、天王洲しかいない。

天王洲は天王洲で、隣に東雲がいなくなった途端、らしくなくなる。いつも一緒にいたから、相棒がいなくなることを互いに心が想定していないんだろうなあ。素直になれない天王洲…というよりも、本当の想いに気づいてない感じ。東雲も勿論そう。驚くほど不幸な生い立ちがありながらも、今のまま突き進めたのは天王洲のおかげなんだ。それにようやく気づいた二人の関係は…まあ発展することなく、東雲が死ぬまでこのままなんだろうなあ、と思う内容でした(笑)