飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「救世主の命題(テーゼ)2 」感想

救世主の命題(テーゼ)2 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
世界を救うため、必要な第二のテーゼは"敵対"――。
滅亡する未来の地球を救うため、恋をすることによって「テーゼ」を集めることになった永野歩。歩をサポートする正体不明の美少女・ルーメは、歩が次に恋に落ちるべきはなんと、一番仲の悪い同級生、芹乃だという。はっきり言って女子全般が苦手な歩からして、現役モデルであり気の強い芹乃は最も相性が悪い相手。彼女と恋人になるなんて絶対に無理だと拒否しようにも、テーゼを巡る運命の歯車は廻っていく――。
クロニクル学園ファンタジー、第二弾!

表紙のヒロインは今回主軸になる芹乃ではなく、ルーメなんだね。普通に考えれば5巻以上の冊数が必要なだけに、ここでルーメが表紙貼ると先行き不安になるなあ。

不安がっていても仕方が無いので感想をば。男気を上げたことで最初のようなジメジメした根暗少年には感じないまでも、今回の相手が歩を毛嫌いしているように見える芹乃ということで否定的な発言が目立つ。まあ芹乃ちゃん、読者の立ち位置から見ると分かり易いくらいのツンデレちゃんで、歩が意外な男気を魅せるほど惚れて行く可愛い女の子。しかしそれが分からなければ、敵を作りやすい性格の女の子には近づきたくはないよなあ。

芹乃との距離を縮める傍、気になるのは前回恋人にまでなった遥奈。以前の記憶はなくても、歩との距離感までも全て忘れていない彼女は今後も歩を悩ませてくれそう。今回の芹乃も同様に…さて、この物語最後まで本当に見せてくれるのかな?(ぉぃ)