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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「パパのいうことを聞きなさい! 14 」感想

パパのいうことを聞きなさい! 14 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

〈あらすじ〉
季節は梅雨。肺炎で倒れた祐太も回復し小鳥遊家は明るい空気に包まれていた。
最近ひなが「だおー」と言わなくなって心配したりはしているものの、久し振りにのんびりした生活を送る三姉妹。だが大切な家族である老犬ジュウベエは次第に食事も取らなくなり初めていた……優しい少女たちに訪れる試練に、パパ代理として祐太はどう立ち向かうのか。大人気ドタバタアットホームラブコメ、衝撃の第十四幕!

もうね…あらすじの時点で色々と覚悟させられるよね。我が家にも人間以外の家族がいます。犬が9匹ほど。どの子も小型犬なので、常に家の中で一緒です。そんな彼等彼女等との別れに立ち会い、何も思わず、何も感じず、ただその時間を無為に過ごす「家族」はいないのではないだろうか。

幼さを全開にしながらも、少しずつ成長していくひな。子供らしさ抜こうと口調を変えようとするひなの姿は微笑ましい。日常の中、ゆっくりと進んでいくひなと、大切な家族が目撃することになる愛犬ジュウベエとの別れ。

近づいてくるのはジュウベエとの別れ、だけではない。祐太が選ぶ、家族の「これから」…サーシャさんと共に家族を築くか、それとも今まで通り…いや、今以上、三姉妹との絆を深める手段を取るか。そのことに悩むのは祐太だけではなく、空も美羽も「これから」を生きるために思考を巡らす。

誰も立ち止まっていられない。
成長を続ける以上、進まなければならない。祐太も、空も、美羽も、ひなも、彼等彼女等を支える全ての人は、進み続ける。