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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ 1」感想

ライトノベル ノベライズ

機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ (1) (カドカワコミックス・エース)

〈あらすじ〉
U.C.0079年、かのアムロ・レイと同じサイド7に移住した幼きカインはジオン軍MSであるザク2の強襲で両親を失う。ジオンへの復讐を誓うカインは戦災孤児を集め構成された地球連邦軍特殊部隊「シャドウズ」に入隊する。同じ戦災孤児たちと共に成長したカインに下った任務はジオン残党の基地「ヘルズゲート」の攻略だった―。キャラクターデザインに美樹本晴彦・メカニックデザインに瀧川虚至を迎え、板倉俊之(インパルス)が挑むオリジナル小説。

こいつが噂の「板倉ガンダム」か……!(俺命名)
「第07板倉小隊」の第一期は毎週観てたなあ。あのゲーム自体はハードル高くて全くやらなかったんだけど、板倉さんたちのプレイを見ているだけでハラハラドキドキしました。や、毎週負けてたからハラハラドキドキはしなかったか。でも面白い番組なのは間違いない。

ガンダムが大地に立ったあの日。両親を一年戦争で失ったカインは憎しみを武器に、その後地球連邦軍に入隊。孤児となったカインに手を差し伸べてくれたヤージ中将が組織した特殊部隊『シャドウズ』の一員となっていた。同じ境遇の仲間と共にジオン残党に手を貸す地球連邦の人間を抹殺するなどのある種の汚れ仕事を請け負っていたカインであったが、ヤージ中将の命令による「ジオン軍残党狩り」がその運命を大きく狂わせる。時を同じくして、一年戦争時にコロニーが毒ガス攻撃に遭い、地球連邦軍に見捨てられた避難民たちは宇宙海賊になっていた。海賊であるが腕利きのMSパイロットであるウイングスと、カイン…二人の男の運命が今、大きく交わる。

正直、それほど期待はしていなかったです。
だって「芸能人が書くガンダム」ですよ? 何を期待しろと言うんですか!
しかし蓋を開けてみれば…面白かった!
復讐心を抱きながらもこれまで同じ道を歩んできた仲間のため、戦場を生き抜いてきた男であるカイン。彼の辿るこれからの軌跡は、悲しい過去同様過酷なものになっていく。そしてカインという男とある意味同じ体験をして生きてきたもうひとりの男ウイングス。始まりは家族の死であったのに、まるで違う人生を歩みMSパイロットとなった二人の男がどう運命を共有していくのかが、この物語最高の見せ場になることだろう。

見せ場、といえばもちろんMS戦闘は欠かせない。
バトルの描き方は丁寧で読みやすかったなあ。ジムのバリエーションの豊かさは、他の外伝を読んで分かる通り、もはや何でもありのような(笑)
それだけに然程弄られていない『ジム改』とか見るとホッとする。主人公機が狙撃メインというのは珍しい気がするけど、その代わりにウイングスが前で暴れてくれそうだ。気になるセリア…ニュータイプの片鱗を見せる彼女がこの後どうなっていくのかも見守りたい。