飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「滅葬のエルフリーデ」感想

滅葬のエルフリーデ (電撃文庫)

〈あらすじ〉
シー・クレーター事件と呼ばれる大災害により、首都圏を含む地域が、ある日突然“海”になった。
この災害によってできた海、江戸海に浮かぶ軍艦学園に通う高校2年生、吉岡峰介は、クラスメイトのエルフリーデと共に、学園で開催される海戦バトルトーナメント、滅葬選抜戦に参加することになり――。
第19回電撃小説大賞《大賞》受賞者、茜屋まつりが贈る、青春学園バトル・ストーリー!

女の子のナカに入る…だと…!?
…はい、誤解を招く表現でした。

未曾有の大災害によって東京が「海」になった世界を舞台に、やがて訪れる世界の危機に対して、『艦装』と呼ばれる姿を艦艇に変化させて戦う少女たちと、それを指揮する『無能力』の少年の物語。

普段は可愛い女の子。しかし「戦う少女」である彼女たちはバトルスーツを身に纏って戦うのではなく、艦艇そのものになって戦い、中で信頼する相棒が指揮を取って戦うスタイル。設定に関しては特に難しいことはないものの、海戦に関しては文章を読んで頭の中にイメージしにくかった…というのが僕の印象。ヒロインであるエルフリーデの健気さは良かったなあ、と。師匠師匠と主人公を慕う姿は忠犬のようで、金髪の頭をナデナデしたくなるわ(笑)