飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔王が家賃を払ってくれない 5」感想

魔王が家賃を払ってくれない 5 (ガガガ文庫)

魔王が家賃を払ってくれない 5 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
魔王アーザ十四世一行が≪暗黒地平≫から戻ると、地上世界は侵略の魔の手に晒されていた!
東京23区は銀河広域軍事帝国ハーストゥールにより占領、埼玉県もまた地底民族モグラニアンの草の根運動的な侵略が進行中――
だが、特に実害もないので平常運転でニートライフを満喫する魔王。
そこへ、東京都の支配者となったヰィ=タクァ卿が二次元美少女の排除を開始した!
かつてないほどの怒りに燃えた魔王はハーストゥールとの全面戦争を宣言するが……。
ハリウッド映画スケールのSF超大作でおおくりする「魔賃」シリーズ第5弾!

ばいん、ぼいーんっ!ばいん、ぼいーんっ!
この音を聞かないと魔賃を読んだ気がしなくなってきた。もう5巻…積み重ねって凄い。そして何が起きても受け入れられる心構えを読者に持たせるのも、これまでの積み重ねの結果。

地上をハーストゥールに占領されるぅ!…と、いうのにマイペースな魔王たち。分かってた。こいつ等に緊張感を求める方が間違っているのは十分分かっていたよ!まあ読者にも緊張感がないのでおあいこですが。
二次元美少女を規制されると知ってようやく本気を出し始める魔王であったが、どんどん話が逸れて行ってミー皇子のちんちんとヨシツネのお尻の話しかしてねえ。今回は下ネタ多いです…お下品なのはいけないと思います!(棒読み)

そして唐突に入るトモザキとの幼少期の「けっこんのやくそく」だぁー!脈絡がないところが素晴らしいね。何の疑問も抱かない。現状、ヨシツネはトモザキどころの騒ぎではない訳で。アーザのことで頭がいっぱいのところにミー皇子が押し掛けている。幼馴染とはいったい…しかもアーザと一緒に逮捕された挙句、十数年後の未来に飛ばされる脈絡のない展開第二弾ッ!
エロスを完全規制されたアーザにとってこれ以上ないほど生きにくい世界で、下ネタ連発して戦い抜く展開は最低ですな。でもトモザキの「アヌス」発言とパンツが見られたので許します。エロス最高!!
このまま行くとヨシツネと参謀長との明るい未来ルートが開けてしまうので、颯爽と現代に舞い戻るアーザとトモザキであるが、二人がいなくても事態は解決しましたね。何だか寂しい…などと思っていたらヨシツネの婚約者が現れる脈絡のない展開第三弾!
どうするアーザとトモザキ!…以上にヨシツネよ、どうする気だ!僕は参謀長ルート安定で良いと思いますが、はい(本音)