飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒」感想

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
晴れてタッグを組むことになった綾斗とユリス。連携を磨きながら《鳳凰星武祭》に備えるのだったが――
そんな中、綾斗は一人の少女と出会う。長い銀髪に小動物のような愛らしい見た目の少女、刀藤綺凛。彼女こそ、若冠13歳にして星導館学園の序列第一位、《疾風刃雷》その人だった!
彼女に辛くあたる叔父を見咎めた一件で、綾斗はなぜか綺凛と決闘をするはめになってしまい――
「天霧先輩は優しいですね。……でも、わたしも負けるわけにはいかないのです」
――神速の剣が交錯し、アスタリスクに新たな火華が咲き誇る!
最高峰の学園バトルエンタ、加速とどまらぬ第二弾!

星導館序列1位はロリ巨乳だったとはーッ!
と、いうことで銀髪美少女綺凛ちゃん投入です。巨乳という描写だけど、イラストで見ると普通のような…そ、そうか!綺凛ちゃんは着痩せならぬイラスト痩せする娘だったんだ!

様々な人間の思惑と策謀が渦巻くアスタリスク。序盤からそれを現す描写から入り、一癖も二癖もあるキャラクターたちがドカドカ登場してもう眩暈が。しかしこの作品、何処まで風呂敷広げる気なんだろう…アスタリスク全体に関わって行くどころか、現状は星導館内ですら纏まっていないからなあ。まずはちょっかいをかけてくるアルルカントの魔手を振り払いながら、星導館側は一枚岩になるべきなんだよねえ。敵は巨大すぎるのだから。

その一歩として、迷いの渦の中にいる綺凛を救い出すこと。綾斗の人たらしが全力全開。綺凛を引き込んでいく。しっかり先輩…というか「恋愛対象でもあるお兄ちゃんポジション」をキープしている。綾斗の実力が星導館の中で確かなものになったのが、今回の前進かな。また紗夜と綺凛のコンビも決まりそうで、収まりも良く突き進んで欲しい。