飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「機関鬼神アカツキ1」感想

機関鬼神アカツキ1 (ファミ通文庫)

〈あらすじ〉
天下は豊聡【とよとみ】より徳河【とくがわ】に移り、太平の世となって久しい。幾多の戦を駆けた巨大なる機関甲冑【からくりかっちゅう】たちが武勇を馳せる場はもうない。しかし、そんな流れに抗うように少年暁月【あかつき】は、黒い機関甲冑〈紅月【こうげつ】〉を操り仇敵を追っていた。一方、幕府の軍神こと天部衆の朽葉詩織【くちはしおり】は、神隠しが頻発する安芸の国へ調査に赴いていた。そして彼らが出会った謎の少女沙霧【さぎり】――その宿縁が繋がるとき、この国に巣食う闇が動きだす! 鋼の機関と導術が織り成すハイブリッド戦国記、第1巻登場!

日本史にあまり興味のない日本人としてあるまじき人間である、はい僕です。
何かもうやりたいことやってるな(笑)
ベテラン作家・榊一郎さんだからこそ許される設定なのかな。

戦国時代が終わり、戦場を駆り活躍した人型兵器『機関甲冑』も時代と共に消え去ろうとしてた。そんな時代で『機関甲冑』を使い、復讐を果たそうとする少年・暁月を主人公に、謎多き美少女・狭霧は彼の復讐劇に関わることになる。

紛れもなく榊一郎作品。
この物語を最初から安心して読める点は流石。とはいえ、面白いのは面白いのだけど、どうも時代背景が自分には合わない設定なのが残念。物語を素直に楽しめない原因は僕にあるのかな、と。『機関甲冑』の設定は好きなのだけど、西洋甲冑型の方が好みです。(誰も聞いてない)