飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました 2」感想

女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました (2) (電撃文庫)

〈あらすじ〉
 世界の男子99%が死滅した世界で、生き残った希少な男子、久我原湊は調子に乗っていた。「ねんがんのモテモテがくえんせいかつをてにいれたぞ!」ばりに完全に調子に乗りまくっていた。
 血の繋がらない義理の妹である有栖のことが気になりつつも、毎日嵐のようにやってくる学園の美少女たちのアプローチに、二日間で12人の女子とのデートを計画するが、恐怖のドS生徒会長の提案により、8倍増し・地獄の96人デートをすることに! しかも、有栖の監視&罰ゲーム付きでモテモテ王国滅亡の危機!?

死ね死ね団「湊、抹殺する」
非モテに命を盗られても文句のいえないハーレム状況の湊。許さない…こんな状況許されない!

しかしほとんどキャラクターの掘り下げがなされない女の子たちが大量に出てきても、結局は有栖を中心としたメインヒロインの活躍を奪われるので、女の子ばかりの世界という設定が今回、どうも生きないんだよなあ…とはいっても、他の女の子に尺を割きすぎてもいけないし。ヒロイン多数は扱いが難しい。

今回、湊の醜態が最後まで続いてしまったのでだいぶ株は下がったなあ。次回でどれだけ盛り返すか…千湖の宣言が本音か、それとも有栖を焚きつけるためなのか、その辺りも気になる。