飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ヴァルキリーワークス 3」感想

ヴァルキリーワークス 3 (GA文庫)

〈あらすじ〉
大神家に束の間、滞在する事になった《白き駿馬》ロスヴァイセ。理樹と混浴しようとしたり、寝床に迫る様子を見て、フェルスズは気が気でない。そんな愛すべき少女達と人生を謳歌する理樹だったが、そんな安息の日々も長くは続かなかった。また新たな戦乙女が目の前に現れたのだ!
しかも彼女は神威を実体化させて問答無用で襲いかかってきて――!?
二人で一人のヴァルキリーアクションコメディ、第三弾!!

駄ルキリー。
馬ルキリー。
なんです、この下のヴァルキリー亜種の違和感は。いや、上のヴァルキリー亜種もだいぶダメダメですが…(笑)

そんな訳で(どんな訳だ…?)、今回表紙を飾るのはロスヴァイセさんこと馬子さん。あれ? 馬子さんことロスヴァイセさんだっけ? ま…まあ、どっちでもいいか!

しかしロスヴァイセさんがまさかの攻略ヒロイン枠に昇格とは予想だにしなかった。美女化した途端、態度を180度翻す理樹の下衆さ加減は同じ男として褒めたい。うん、正しい男の動きだよねえ〜ポニーテールは外せないよねえ〜(ゲス顔)

ど直球で好意を理樹に伝えるロスヴァイセさんが、良い加減でフェル子さんの嫉妬に火をつけて可愛さ倍増。や、寧ろ嫉妬メラメラさせてこそのフェル子さんかわいいよフェル子さん、だと思います。

ロスヴァイセさんだけではなく、次から次へと戦乙女が登場。そのせいで、戦乙女の標準よりもだいぶフェル子さんが逸脱していて、異質な存在なんだと分かる。それでも理樹は、相変わらずゲスい考え(褒め言葉)のもと、フェル子さんの存在を認めてくれるところが、彼女の救いなんだろう。それに同調する他のヴァルキリーも、理樹が愛するのが分かるほど可愛いヴァルキリーだちだ。