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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「勇者サマふたりめ。 ご依頼になった勇者は現在怪電波を受信しているか女の子成分が足りないため、冒険しません。」感想

勇者サマふたりめ。 ご依頼になった勇者は現在怪電波を受信しているか女の子成分が足りないため、冒険しません。 (集英社スーパーダッシュ文庫 み 2-7)

〈あらすじ〉
魔王により滅亡の危機にある世界。そこには絶大な勇気と強力なパワーで人々を救う勇者がいた。勇者は頼れる仲間と共にパーティーを組み、魔物を退治しながら世界をまわっていく。――そんな、ひとりめの勇者が平和にした町を訪れるふたりめの勇者がいた。彼が率いるのは戦士顔負けの力を誇る盗賊(器用さゼロ)、巨乳で美人な魔法使い(魔法使えません)。オマケにふたりめの勇者は卑怯でエロくて勇気ゼロ……。彼の目的はただひとつ! 「勇者が平和にしていった世界で、俺は、美少女だけのハーレムパーティーを作る!」 ニート系勇者がおくるゆるふわコメディ、開幕!!

まず言わなければならないのは、サブタイトルが長いことと、三上先生の執筆速度がクーガー並みということです。サブタイトルに関しては他にも長いのは幾つかあるから…同じレーベル…あっ、(察し)

魔王の支配が広がろうとする世界で、圧倒的な力を持ってモンスターから次々と街を解放していく勇者がいた。そんな勇者様が平和にした街にふらりと現れるのは、ふたりめの勇者サマ。手先が不器用な貧乳暴力盗賊と、魔力は絶大なのに魔法を使う力がない巨乳魔法使いをお供に、逃げ足だけが取り柄のエッチな勇者サマ。「美少女によるハーレムパーティを作る!」と豪語する勇者サマは、平和になった「はず」の街に残されたトラブルをゆるりふわりと解決していく。

いつから勇者を英雄だと錯覚していた?(不適な笑み)

そうです。この物語登場する「勇者サマ」は勇敢でもなければ力もない、伝説の勇者だけが使える必殺技も持っていない…人一倍スケベなのと、磨き抜かれた逃げ足というマイナス要素くらいしか特技(?)のないダメダメ「勇者サマ」なのである。

ひとりめの勇者様があまりにも強く有名で、魔王を倒すのも時間の問題だと噂されるため「勇者」という職業を選択する冒険者がほとんどいない世界で、のんべんだらりん、ふたりめの勇者となった主人公は、盗賊と魔法使いというアンバランスなパーティーを組み旅を続けている。ちなみに盗賊ちゃんも魔王使いちゃんも超絶可愛いです。それもそのはず、勇者の目的は「世界を救う」ことではなく、「美少女ハーレムパーティーを築く」ことなのだから。その可愛さはパセリさんのイラストでチェックですよ。

平和な街を訪れては、冒険者たちが見向きもしない中途半端クエストを受けるふたりめ勇者御一行であるが、ひとりめの勇者と違って、戦闘力は皆無といっても良い。勇者の無責任な言動にキレまくってはどつき回す盗賊ちゃんと、包容力たっぷり僕のママになって欲しいキャラNo.1に選ばれても不思議ではない美女魔法使いに癒されながら、芸人のコント劇のように物語が展開され、解決できる力がないはずなのに、何故か解決に導いていってしまうふたりめ勇者御一行のおかしな冒険をコメディが実に面白かった。