飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「棺姫のチャイカIX」感想

棺姫のチャイカIX (富士見ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
ハルトゲン公国の武芸大会に参加中のトールは、白チャイカが敵の手によって捕らえられたことを知らされる。人質の交換条件として、トールたちが持っているすべての『遺体』の引き渡しを要求してきて——。

「チャイカ」の存在そのものに疑問を抱くようになった時点で、そもそもガズ皇帝の「遺体集め」という目的に疑問があるので、目的が成り立たなくなってる。

チャイカを見殺しにしてでも彼女の目的を成し遂げるか、それとも目的を投げ打ってチャイカを助けるか。そんなことはもう関係なくなっていて、トールはただチャイカ個人と自分の感情のために戦えば良いのだと思う。

しかしガズ皇帝の復活がここでくるとは思わなかった。もっと勿体ぶるかと。ガズ皇帝に対して想いがないトールは色々吹っ切って良好な状態だけど、チャイカは…チャイカたちはそうはいかない感じ。ラスボス感凄まじいガズ皇帝…これ勝てるの…?いや戦う相手なのかどうかもあるのだが…。