飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「理想のヒモ生活 2」感想

理想のヒモ生活 2 (ヒーロー文庫)

〈あらすじ〉
女王アウラのプロポーズを受けた山井善治郎が、異世界に来て、二ヶ月。結婚式以降、後宮で穏やかな日常を満喫していた善治郎であったが、長くは続かない。女王アウラと、善治郎の行く末は? 「小説家になろう」ランキングNo.1作品の待望の第2巻。1巻同様、書籍でしか読めない新章、新たなエピソード収録。

「子作り以外は何もしなくて良い」はずだったのに、流石に状況がそれを許さなくなってきたのと、アウラの妊娠もあり、表舞台…政治に足を踏み入れることになる善治郎。頭の回転が良い…とべた褒めこそ出来ないものの、アウラのためにプライドをポイっと捨てて、政略を右から左に流すアドリブはなかなか。

善治郎の「血統」が意外と面倒なことになっていて、とりあえずは落ち着きはしたが、これはどういう展開に転ぶフラグなんだろうか。個人的には側室ヒロインが登場して「付与」の魔法に目覚め、状況を掻き回して欲しいのだけど、そうなると壮大な話になりそうな。いや、ヒーロー文庫だから物語の規模が壮大になるなんて些細な問題か……。