飼い犬にかまれ続けて

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「叛逆のドレッドノート」感想

叛逆のドレッドノート (電撃文庫)

〈あらすじ〉
日本の沖合から遠く離れた≪学園≫。そこでは、“煉気”と呼ばれる異能力をもった子供たちが集められていた。この学園に入学することになった岩代零が、真紅のドレスを身に纏う学園の超問題児・新宮百華に触れた瞬間、[共振錯覚]によってお互いの思念が映像として流れ込み、恥ずかしい秘密を共有することに。
傍若無人な百華に振り回される毎日の中で、少しずつ心を通わせていく二人。そして、零は学園の真実と襲来する“蛇”の謎、さらには百華が≪叛逆少女≫と呼ばれる秘密に迫っていく――。

可愛い女の子に自分の思考を丸っと読まれてしまうのはどういう気持ちなのだろうか…中高生の自分なら慌てて恥ずかしくなったりするんだろうけど、今となっては逆に喜んでしま(ここで文章が途切れる)…ん?一体何が起きたんだ…?

『煉気』と呼ばれる特殊な力を持つ少年少女たちを集めた学園島。人工的に『煉気』の力を高められた子供たちがほとんどの中、天然の『煉気』の力を認められ、学園島に入学することになった岩代零。しかし入学初日、零はある少女と衝撃的な出会いを果たす。頭の中に流れ込んでくる知らない記憶…それは少女、新宮百華の記憶。学園島の問題児である百華と起こした『共振感覚』によって、彼女の記憶と秘密を知ってしまった零。その日以降、零は百華に監視されることになるのだが……。

何の役にも立たなかった『煉気』という異能が、特殊な道具を介すことで力を発揮することができるようになった世界。同時に『煉気』を感知して襲いかかってくるモンスターも存在した。そんな世界で天然の『煉気』の力を持ち、学園島にやってきた零が百華と出会ってしまったことから、零の学園生活は平穏とは程遠いものになっていく。傍若無人の百華とは距離を置く学園島の生徒たち。しかし百華と感覚を共有し、激しい性格に見える彼女が実は王子様を夢見るメルヘンな女の子であると知る零は、みんなのようには思えない。

本来の百華はとっても可愛い女の子。彼女自身にも原因はあるとはいえ、その誤解を解くために奔走する零。二人の心の距離は次第に近付いてゆき、互いに想い合うようになる…という流れである。零と百華の関係の描き方にこれといった文句はないのだけど、もう少し『煉気』の有用性を見せて欲しかったかな、と思う。折角の異能設定、もっと序盤で見せないとね。